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テーブルゲームのある風景「幽霊と宝石ハンター」

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 今日のテーブルゲームのある風景は「幽霊と宝石ハンター(原題はGeister, Geister, Schatzsuchmeister)」です。

 先日お邪魔させて頂いた津市のテーブルゲームイベント「ダイスハウスバッシュ」さんで見かけて、以前からずっと気になっていたのだけど金銭的な理由(情けない(笑))から購入出来なかったゲームなので、「あー、これ欲しかったんですよ」なんて話をしていたら、他に参加している方がルール説明を申し出て下さって、しっかりプレイまでお付き合いして下さった為、初プレイを楽しむ事が出来ました(本当に嬉しかったです、ありがとうございました!)。

 さて、ゲームの方は協力型ゲームで、プレイヤーは幽霊屋敷に財宝をとりに探検に出かける少年少女の一人となって、ボード上の各部屋に散らばっている財宝トークンを全て確保すれば勝利となります。
 しかし、幽霊屋敷ですので当然お化け達が待ち構えていて、それの数はどんどん増えていきます。
 具体的にはプレイヤーは自分の手番が来たら六面体ダイスを振って、その出目だけボード内の部屋や廊下のマス目を進んでいけますが、この時6の出目以外だと専用の山札を1枚引かなければならず、そのカードにはA~Lまでの各部屋に対応するアルファベットが表記されているので、その部屋にお化けが出現する事になります。
 お化けが出現した部屋については特に最初は問題なくて、お化けがいても問題なく通過出来ますし、財宝も獲得出来ます、し移動終了時に同じ部屋にいれば退治することもリスクなしで出来ます。
 ただ、ひとつの部屋にお化けが3体たまるとそれらは合体して悪霊化(ちゃんと大きな真っ赤なお化けに変えます(笑))してしまい、その部屋は通過出来ず、一度はいったらその悪霊を退治するまで部屋から出る事は出来ない上にもはや二人以上で立ち向かわないと退治出来ないのです。

 山札のカードは単純にどの部屋にお化けが出るのかというカードが各部屋分の1枚づつと引いたら捨て札と山札を合わせて切り直すリシャッフルのカードが1枚だけというシンプルなものなのですが、これに専用のオプションカードを加える事で難易度を調整する事が出来るのが秀逸だと思います。
 この時にプレイさせて頂いた時にはそのカードを引いたなら「追加で山札を3枚めくってからリシャッフルする」カードと「追加で山札を2枚めくってからリシャッフルする」というカードの2枚。
 そしたら出るわ出るわとんでもない勢いでお化けが増殖してあっという間にゲームオーバーとなってしまいました(笑)。
 何せ自分の手番に移動して財宝を確保しなくてはならず、確保出来るのは1枚なので確保したら一回一回屋敷の外まで出なくてはならないわけです。
 マップ上の位置遠い財宝までは12マスくらいの距離なのでダイスの期待値では3回振ってたどり着いて、3回振って戻ってくるわけですから6手番必要で、それはつまり6回お化けが出てきてしまう上に確率的には約1/7で前述のオプションカードを引いてしまって2倍から3倍のお化けが出てしまうわけですから行って戻る間にお化けは約8体出てきてしまう訳です(笑)。
 それはもう凄い勢いでお化け達が悪霊化していって爽快な眺めになってました(笑)。

 でも、それが十分すぎるくらいに面白かったのです。
 じっさい負けてしまった時も教えて下さった方と「うわー、これは凄い事になってしまった!(笑)」なんて楽しく笑いながらプレイしていたくらいでしたし、あの難易度でクリア出来たのなら達成感からハイタッチしてしまうくらい盛り上がれると思います。
 コンポーネントが丁寧で、お化け達も可愛いミニチュアがついていますし、プレイヤー駒は財宝トークンを確保するとちゃんと背中に背負えるように作ってあるなど細かい部分も手が込んでました。
 ボードの絵もどこかコミカルで、本当に子供から大人まで大騒ぎしながらプレイ出来る仕様になっていますし、大人だけでプレイするならオプショナルカードを色々とまぜて難易度を変化させる事で様々なパズル要素を入れ込む事も出来る為に何度もプレイしたくなる作りになっていました。

 プレイしたら余計に欲しくなってしまって、何とか価格が安く手に入らないものかと今後もリサーチし続ける決心をしてしまうくらいでした(笑)。
 是非プレイして頂きたい協力型パーティゲームです。

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