今日のテーブルゲームは「王への請願」で、写真は前回の「魔王の森・ゲームデイ」でのプレイ風景です。
「王への請願」ではプレイヤーはダイス3個を振ってその出た目によって場に並べてあるカードの中から、出目の条件に該当するカードを一枚選んで獲得していきます。
条件は「出た目が全部偶数」とか「出た目の中にゾロ目が一組ある」などで、獲得したカードはさらに「ダイスを1個振り足す」や「振ったダイスの1個に+1出来る」などという効果をそのプレイヤーに与えます。
こうして獲得したカードによって振れるダイスの数を増やし、さらに出た目を振り直したり操作しながらさらに条件の難しいカードを獲得して、その獲得したカードでより強い効果を得てという形でレベルアップしていき、最終的に「ダイス7個以上がゾロ目」というスタートの段階ではまるで不可能のようなハードルを突破したプレイヤーが勝利となります。
これだけ聞くと「出来るのそれ?」となる方もいると思いますし、最初は私もそう感じたのですがこれが案外「振り直し」や「出た目にプラスマイナスする」といった効果により出来てしまうものです。
でも、そんな一般人の思惑などまるで無視する形でプレイする方々もいて、「魔王の森・ゲームデイ」の会場では女性プレイヤーのお母さんと一緒に来た子供さんが圧倒的な出目運で、振り直しカードや出目操作カードなどを獲得する事なく、ダイスの数を増やすカードだけを獲得してあとは自力でゾロ目を振ってだすという最短コースをたどる神々の戦いを繰り広げていました(笑)。
男性陣は基本的に理屈や理論、確率操作といったアプローチで普通はプレイしていきましすし、「王への請願」はそういったアプローチをしていくダイスゲームだと思うのですが、女性の場合「そういった細かい事はわからないから(笑)」などと笑顔でダイスを振って、普段ゲームが強いはずの男性陣を圧倒してしまうといったシチュエーションにギャラリーは大いに沸いて、盛り上がっていました。
ボードゲームはこういった形で様々なアプローチの楽しみ方を全部包める懐の深さも大きな魅力だと思います。
「王への請願」はそういった意味で、テーブルゲームになじみがない方でも大いに盛り上がれる上、ベテランプレイヤーも本気で混じって遊べる素敵なゲームだと思います。
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