
今日のテーブルゲームは「タシュ=カラール」で1対1の対戦ゲームとしてはかなり真剣に打ち込む事の出来るものです。
プレイヤーは5つある陣営の中から1つを選択してその陣営の山札をうけとります。
そして、闘技場をイメージしたプリントの将棋盤のようにマス目で区切られたボードに自分の兵を配置していきます。
手番のたびに2つまで自分の兵を配置できるのですが、自分の山札から引いたカードは3枚持って自分のターンを始めるのですが、そのカードには特定の自分の兵の配置図(例えば縦に2つ並んでいる、とか斜めに3つ並んでいる等)が示されていて、それを満たしているならそのカードをプレイする事で相手の兵を除去しながら自分の兵を配置し、その上特別な移動や相手の兵を追加で除去するなどが出来ます。
こうして自分の兵を盤上に展開してゆくのですが、さらにお題デッキのようなものが別途用意されており、そこから常に3枚が表にされています。
このお題の通りの配置、または兵の召喚条件を満たすなどによってポイントを得てゆき、特定のポイントを満たしてそのプレイヤーが勝利するか、どちらかのプレイヤーが山札を引き切った時にゲームは終了し、その段階での獲得ポイントによって勝敗が決まります。
気軽な対戦ゲームを想像して最初はプレイしたのですが、とんでもない、パズル要素を含んだチェスのようなゲームで、持ち時間を決めてプレイしないとどこまでも読みを深く深く潜航させていけるゲームで驚きました。
将棋やチェスなどの深い思考による対戦ゲームが好きな方でしたら絶対に好きになるゲームだと思いますし、対戦し終わると心地よい疲労感さえ覚えます。
ただ、ゲームを気軽に楽しみたい方にとっては、眉間にしわをよせて相手の思考と配置、次の相手の動きは当然として自分がなすべき配置を考慮して一手一手詰めていくこのゲームは好まれないだろうと思います。
逆に言えば、そうでなく真剣に相手と対戦したいという方には最高のゲームだという意味でもあるわけです。
配置する兵はゲームコンポーネントとしては紙製のチップなのですが、そこはやはり気分を盛り上げたいので、写真のようにミニチュアを利用して、チェスのような立体的で雰囲気溢れる形で当店ではプレイしています。
大体1時間くらいかかるゲームですが、真剣な対戦プレイをお求めでしたら、是非「タシュ=カラール」をプレイしてみて下さい。
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