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テーブルゲームのある風景「マイファームショップ」

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 今日のテーブルゲームのある風景は「マイファームショップ」です。

 プレイヤーは農場経営者となって自分の農場の限られた敷地にたいしてもっとも効率のよい作物畑と出荷場にして得点を稼ぐ事を目的とします。

 とはいえ、市場というものは移ろいやすいもの、大きな流れこそあれ、そこは人知の及ばない力によって動いています(ゲーム中ではそれをダイスで表現します(笑))。

 流れをよみとり、リスクヘッジをかけて出来るだけ多くの利益をあげてゆきましょう!

 というわけで、この「マイファームショップ」はサイコロを利用したゲームなわけですが、自分の個人ボードには10カ所のマス目があり、そこには六面体サイコロ2個の合計値がそれぞれ割り当てられていて、2と12が同じマスで、以降3~11までが各1マスづつとなります。

 各マスにはその出目の数字の他にはちみつ、羊毛、牛乳、たまごといった4種類の資源の獲得とそれらを出荷して資金を得る(=得点を得る)といった内容がアイコンによって表現されています。

 さらに各プレイヤーには12マスに仕切られた倉庫ボードが配られて、その各マスに4種類の資源チップを保管する事になり、一人のプレイヤーが保持できる資源の総数は12という事になります。


 ゲームとしては1~6までの数字と枠が描かれたメインボードを中央において、各プレイヤーに個人ボードと倉庫ボード及び各資源が1つづつと、所定の数の麻袋トークンが配られます。

 レベル分けしたカードをプレイ人数に応じて枚数制限したものを山札にして、そのカードをメインボードの1~6番の枠に1枚づつ表にして配置したら準備完了です。

 手番になったプレイヤーは六面体のサイコロを3つ振り、そのうち1つを選びます。

 選んだ1つの出目の枠のメインボードのカードを獲得して、それを自分の個人ボードの10カ所のマスのいずれかに配置します。

 つまり、プレイヤーは手番が来るたびに自分の個人ボードを変化、基本的にはカードの内容は徐々に強力になってゆくので、強化する事が出来るわけです。

 残った2個のサイコロの出目の合計の値と同じ数字の全プレイヤーの自身の個人ボードの対応するマス目の効果がそのプレイヤーが得られます。

 個人ボードを強化してゆけば、同じ数字を指定されたとしてもまったく違う処理をする事になるわけです。

 カードによって強化される効果ですが、基本的には2種類しかなく、4種ある資源のいずれか、またはいくつかの組み合わせ分のチップを獲得する効果と、自分がもっている資源チップを所定の種類かつ個数を支払って得点を得る効果です。

 様々なパターンの組み合わせがあり、同じカードはないのですが基本的には仕入と出荷という2つに集約されていて、ボードゲームをプレイした事がない方でもすぐに楽しんでプレイして頂けると思います。

 サイコロも振るし、初心者でも簡単にプレイ出来るとくるとすぐに運要素しかないゲームを想像されてしまいがちですが、このゲームはそこにもうひとひねりが加わっています。

 まずサイコロは3個振って自分ように1つ選んでから残り2つの合計となるため、ゾロ目が出続けない限りある程度はしぼる事が出来て、さらに期待値(サイコロを2個振った時の合計は7がもっとも出やすく、その前後はなれた数字まいに確率が低下してゆくという確率論を利用した数字)周辺のマスを強化すれば強い効果をより多く得る機会に恵まれるはずですが、他のプレイヤーの利益になる合計値をある程度まで避ける事も可能となっていて、単純にサイコロの出目にしたがうだけになっていない点がこのゲームを面白くしています。

 もちろんサイコロを振る以上その手目の偏りは当然起きるわけですが、市場というものはそもそもそういった偏りが発生するのが「リアル」なわけで(笑)、その流れを読むのもまたゲームとしての醍醐味といえると思います。

 サイコロの出目に偏りがあって、それがゆえに確率論を無視した形になってしまうから運要素のあるゲームは云々というのであれば、その方はサイコロには流れとよんで良い偏りがあると認めているわけですから、市場や株価をよむがごとくその流れを読む事もまたゲーム足り得ると私思っています(笑)。

 サイコロの出目に一喜一憂しながらワイワイと楽しむ事も出来るし、勝負師として確立計算をもとに、それだけにしがみつくのではなく流れを読みながら適切な投資をしておく、つまり出目がくるであろう場所に事前にベットするルーレットや大小のようなノリで楽しむ事も出来るというかなり面白いゲームですので、是非プレイしてほしいと思います。


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