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テーブルゲームのある風景「ハダラ」

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 今日のテーブルゲームのある風景は「ハダラ」です。

 プレイヤーは文明発展の重責を担う一国の首脳となって自国の発展と領土拡大をめざしてゆきます。

 軍事力や経済力、学力を引き上げる事で栄えさせ、それらを引き上げる人材を生み出す人口をキープしてゆきます。

 そして国としての権威や栄華をより輝かしいものにして、他国に対して優位性を示してゆく事が目的となります。

 ゲームの中ではそれらのパラメーターは個人ボードで示されて、パラメーターを上げる手段がどの項目を上げるかがそれぞれ示されているカードを順に獲得してゆくカードゲームになっています。

 各カードには「経済力、軍事力、学力、人口」のそれぞれの項目いずれかを何ポイント引き上げるかがしめされていて、それらのカードを購入する事で人材を確保した事となって、その示されたポイントだけ自国のパラメーターが上がるシステムになっています。


 ゲームとしてはゲームボードを組み立てたなら「経済、軍事、学力、人口、その他」の全部で5色に色分けされているカードをプレイ人数に応じて規定の枚数をそれぞれ用意します。

 各色毎に1~3の数字が背面に描かれていて、それらはラウンドを示しています。

 各ラウンドように規定の枚数分カードを準備したなら、残ったカードはしまってしまいます。

 つまりすべてのカードが使用されるわけではなく、ある程度ランダムにカードが選ばれるようになっていて、毎回プレイ感がちがうものになるようになっているわけです。

 参加プレイヤーの中央にゲームボードを広げて、そこに示されている色の場所に「1」の数字の5色のカードをそれぞれ山札にして配置します。

 そして、各プレイヤーに個人ボードとランダムにスタートカードが配られて、そこに示されている数字分だけ4つの要素のパラメーターを上げます。

 このゲームでは全員が異なるパラメーターからスタートします。

 ゲームが開始されたなら、ステップ1として各プレイヤーは自分の個人ボードに描かれている紋章と一致する場所の色のカードを2枚引いて、1枚は再びメインボードの所定の場所に表向きにしてもどして、手元に残した一枚をカードに示されている価格で購入するか、またはゲームから除外してやはりカードに示されている数字の分だけコインを獲得するかを選択します。

 コインはゲーム開始時には5コインだけ持ってスタートするのですが、その程度のコインではカードを全て購入する事などけっして出来ないため、いずれかの色のカードを除外してゆくしかありません。

 全プレイヤーが同時に異なる色の山札からカードを2枚づつ引いて上記の通り選択したなら、全員その左隣のカードを再び2枚引いてというようにプレイして、最終的には5色すべてを全プレイヤーが2枚づつ引いては1枚もどして、1枚をどうするか選択する事になります。

 ここまでしたなら小決算を入れます。

 各プレイヤーは自分の個人ボードのパラメーターを確認し、経済力のパラメーターの数字だけコインを獲得し、軍事力、学力のパラメーターは所定の数字に到達していたならボーナスが獲得出来ます。

 そして、人材こそが国家繁栄の基盤ですので、人口のパラメーターの数枚しか人材カードは保持できず、それ以上獲得していたなら捨てなくてはなりません。

 この時捨てたカードに示されていた個人ボードのパラメーターはその数字だけ減少してしまうのです(そのレベルを維持してくれていた人材を放棄したのだから当然といえば当然の帰結です)。

 パラメーターは下がっても、雇った時のコインは当然返金されないので大損害です。

 ですので人口のパラメーターは地味ではありますがもっとも大切な数字でもあるわけです。

 それらの小決算が全員おわったなら、今度は各プレイヤー1人づつのプレイとなって、ステップ2としてステップ1で戻したカードの中から好きな色のカードを1枚購入するか、どれか一枚を除外してコインを獲得するかを選びます。

 ステップ1ではカードをドローして選択していましたが、ステップ2ではステップ1で表向きに各色の所定の位置に捨てたカードたちの中から、つまり5色ですので5択の中から1枚を選んでゆく事になります。

 これを1人のプレイヤーが1枚選んで引いてきて処理したなら時計回りに次のプレイヤーという形でプレイしてゆき、ゲームボード上のカードがすべて引かれたなら再び小決算を実施します。

 ルールはかわらないのですが、資金力などに差がそれなり以上に出るので、おねずと選択する作戦及びほしいカードには違いが出てきます。

 小決算がおわったら、ゲームの準備の時に用意しておいた「2」の山札を全て使用して、最後に「3」の山札を使用して、それもステップ1及び2を行ってすべて使用されたならゲームは終了となります。

 ゲームが終了しましたら軍事力による点数、学力による点数、栄誉による点数、そして購入したカードに示されている各カード毎の勝利点をすべて合計してもっとも高いプレイヤーが勝利となります。

 カードを場の山札からひいてくるオーソドックな形で2枚中1枚という形にしてプレイヤー一度に何枚も見たり、ドラフトゲームのように隣に渡すカードを選択するといった要素をしっかり削ってプレイしやすくなっているのは大きな特徴だと思います。

 序盤は経済力を上げて国庫への収入を増やしてから、その力を軍事力、学力、そして人材維持の為の人口の要素にいかにぴったりの選択肢をとってゆけるかがゲームの根幹になると思います。

 ルールはけして難しいものではなく、むしろ非常に分かりやすいルールになっていますので、ボードゲームにあまりなれていない方でも十分楽しめるものになっています。

 魔王の森にて是非プレイしてみてほしい良作です。


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