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テーブルゲームのある風景「アンダーウォーターシティ」

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 今日のテーブルゲームのある風景は「アンダーウォーターシティ」です。

 このゲームではプレイヤーは海底都市群を収める領主となって、自分地区の都市群の発展を競うことになります。

 海底に都市ドームを建設して、それを海底トンネルでつなぎ、主食である海藻農場や研究施設、工場などを都市ドームに併設して発展させてゆき、資材が残る地上へのルートも確立させてゆく傍ら、増えてゆく市民に食料を安定供給させ、将来の発展ビジョンを打ち出すことで政治的名声を高めてゆくといった形で様々な事業や問題をクリアしてゆく事になります。

 それだけにプレイしてゆく方向は多岐にわたり、個人ボードに都市ドームや建物、トンネルを実際に配置して海底都市ネットワークを構築しながら、カードをプレイして事業や短期的な目標を打ち出しつつ、メインボード上でのアクションマスに自分の駒をおいて所定のアクションを実行してゆくという形になります。

 最初は覚える事が少し多くて負担に感じるかもしれませんが、プレイとしては自分の駒をメインボードに配置しつつ手札からカードを1枚プレイするという行動だけなので、メインボードのアクションマスの内容を把握すればゲーム自体は進行する事が出来ると思います(あとは手札にきたカードの効果を読むだけなので)。


 ゲームとしては、まず個人ボードを各プレイヤーは用意して、右下の所定の場所に最初の海底都市ドームを配置します。

 実際に半円の白いドームで、このゲームでは海底トンネルや各種建物などの立体パーツを路線図のように個人ボードに配置してゆくので、領土が大きく発展していってるかんが視覚的にも楽しめます。

 さらに個人ボードの端には到達した時にもらえる報酬タイルをランダムに配置して、各プレイヤーは3個の自分の駒と初期カード1枚とサマリー1枚をうけとります。

 メインボードには赤、オレンジ、緑で色分けされたそれぞれ4つづつと汎用マス1カ所の合計13カ所の各プレイヤー駒をおいた時に所定のプレイ、またはボーナスを得られるアクションマスが外周に用意されて、ボードないには特別な得点カードなどを所定の位置に配置します。

 また、手番順を示す各プレイヤー担当職の円盤駒も手番順表のところに配置します。

 そして、1~3世代にわかれたカード群を世代ごとに分けてよく切って、まずは第一世代をメインボードの所定の位置に配置するとともに、各プレイヤーに必要枚数を配ったなら準備完了です。


 プレイヤーは自分の手番がきたなら、自分の駒をメインボードに13カ所あるアクションマスで他の駒がまだ配置されてない場所に配置して、「必ず」手札を1枚プレイする必要があります。

 駒を配置したアクションマスの効果は自動的に得られるのですが、手札からプレイしたカードはアクションマスの色と一致したカードをプレイしないと、そのカードは一切の効果を発揮する事なく捨て札にしなければなりません。

 メインボードが3色に色分けされているのと同様に、カードも3色存在している為、可能な限り自分の手札に持っているいずれかのカードの色と同じ色のアクションマスに駒を配置したいのですが、なかなかどうしてカードの効果とアクションマスの効果で欲しい場所の色がうまくかみ合わない事がよく発生します。

 そもそも自分が行いたいアクションマスの色と同じ色のカードを持っていないなんて事は当然ありえるわけです。

 手札は3枚しかなく、様々な効果でどれだけ余分に山札からひいてきても良いですが、「自身の手番開始時に」3枚にしてから手番を開始しなければならないのは面白い制限に感じますが、アクションマスと色が一致する事がカードの効果実行の条件なので、その機会の創出の為の追加ドロー効果という事になります。

 アクションマスの効果は大きくわけて資源の獲得、都市または付属建物の建築、トンネルの建築、建築物各種のアップグレード、追加ドロー、手番順の変更の6種くらいとなります。

 特に建築物各種のアップグレードについては付属建物またはトンネルのいずれかを1段階アップグレート出来るのですが、ゲーム中3回の決算が行われるのですが、各決算では自分の個人ボードで建築してある付属建物とトンネルから様々な資源を獲得出来ます。

 この時アップグレードしてあるとより多くの資源が獲得出来るので、可能な限りアップグレードしたいのですが、その為の資源は限られている上、その為のアクションマスも限定されているので、ゲーム中はかなり熾烈なとりあいになったりします。

 手番順については各プレイヤーが3個のプレイヤー駒を置ききる毎に次のラウンドへと移行し、その際手番順表にもとずいて新しい手番順が決定します。

 手番順表はそのたびにリセットされるものの、そこを引き上げると資源がわずかなずらもらえる上に先ほど書いたとおり、ゲームの序盤、中盤、終盤で人気の高いアクションマスはそれぞれ絞られやすいので、先にそれらの人気エリアを利用出来る価値はそれなり以上に高いといえます。

 ゲーム中にも決算などで点数は入るのですが、ゲーム終了時(所定のラウンドが終了したならゲームは終わります)に個人ボードや得点カードから大量の点数が入るので、最後まで気が抜けない展開になるのもこのゲームを非常に面白くしていると思います。

 ボードゲームの初心者にはオススメ出来ないのですが、いくつかボードを広げるゲームを経験したかたで、得点獲得の方法や手段が多岐にわたるゲームに、つまり自分で組み合わせたアクションによる点数獲得を目指して探す事も楽しいという方には本当に面白いゲームだと思います。

 是非このゲームをプレイして、そうした複合的なゲームの楽しさも味わってほしいと思います。


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