
今日のテーブルゲームのある風景は「ダークソウルカードゲーム」です。
ダークソウルは難易度の高いアクションビデオゲームとして有名で、現在はダークソウルの前身であるデモンズソウルがフルリメイクで発売されるなどと今でも根強い人気を誇っているタイトルのボードゲーム版という事になります。
ダークソウルを語る上でよく口にされるのが何度も倒されて覚えるタイプのゲームという事で、この「ダークソウルカードゲーム」もそういった雰囲気を継承すべく、一度クリアしたクエストを何度かクリアする必要があるという形で表現しています。
ゲームのタイプとしてはフルスクラッチデッキ構築型(笑)と呼べばよいでしょうか。
プレイヤーはそれぞれ自分で選んだキャラクター専用のデッキを持ってスタートして、途中の敵を倒して新たなカードを入手して自分のデッキを強化して最終的にはボスを2体撃破したなら勝利となります。
このプレイ途中の新しいカードの入手によるデッキ構築は、キャンプする事で自分のデッキをすべて分解して、遊戯王やマジック・ザ・ギャザリングのようなTCGのデッキをつくる感覚で完全に作り直すという作業になります。
この時はプレイヤー間でカードのやり取りは自由に行われ、初期デッキに入っているカードも他のプレイヤーに渡してデッキに入れる事も出来ますし、武器のよる属性のようなものがあるのですが、初期デッキとまったく違う形に完全に組みなおす事すら可能な自由度があります。
武器や防具などのカードと、それをプレイする為に使用しなくてはならないスタミナカードのバランスをとってのデッキ構築はマジック・ザ・ギャザリングなどを彷彿させるものになっています。
また、デッキの残り枚数がそのままライフというシステムである為、カードを引く行為は実質自分へのダメージとなっています。
ですので、デッキ構築ゲームなどでもてはやされているデッキ圧縮などの手法はキッチリ計算しないと単純に失敗率を上げるだけとなってしまうだけになっているのは非常に特徴的で、プレイヤーのより深い思考を促していてよいシステムだと思います。
さて、ゲームとしては基本的には敵モンスターと戦う事がメインとなっているわけで、簡易マップ上を移動して、敵と遭遇したなら遭遇カードをめくり、そこに指定されている1~3レベルのモンスターを適切な山札から引いてきて2×3マスのモンスター側戦場に配置します。
プレイヤーも同様にプレイヤー側戦場のいずれかのマスに配置しておきます。
モンスターカードには初期配置位置と、プレイヤー側戦場のどのマスに攻撃するか、ダメージ値やHP値、倒した時の報酬についてなどがシンプルにまとめられています。
まず敵サイドのターンからスタートして、その攻撃をしのいだのち、プレイヤー側の手番となり、各プレイヤーがそれぞれ攻撃や援護などの行動をおこない、全員が行動したなら再び敵サイドがすべて行動するという繰り返しとなります。
プレイヤーは自分の山札(デッキ)からカードを引いて、それをプレイするのですが、武器カードや防具カードなどの他に、それらを使用する為のスタミナカードというものがあります。
武器カードや防具カードにはそれらを使用する時に同時に手札からプレイしなければならないスタミナカードの種類が表記されているので、その通りのスタミナカードをプレイ出来ないと、そもそも武器カードや防具カードはプレイ出来ないというわけです。
武器カードや防具カードは使用後に手札にもどすことが出来る(その代わり効果が弱くなる)使い方がありますが、スタミナカードは必ず捨て札となります。
敵からのダメージは自分の手札か山札からダメージ値分だけの枚数のカードを捨て札とする事で解決します。
プレイヤーグループの誰かの山札がなくなった段階でグループ全体が敗北となります。
その場合は獲得していた報酬が破棄されて強制的にキャンプとなります。
または、プレイヤー達は全員で自発的にキャンプ状態になる事が出来ます。
キャンプはゲームをクリアするまでの間に5回しか出来ない貴重なものですが、このキャンプをした時にみ、デッキ構築もできますし、捨て札を山札にもどす事が出来ます。
ですので、ダメージの回復は実質このキャンプのみとなります。
このしばりの中で強力なボスを2体倒したならば勝利となり、参加プレイヤーのうち一人でも山札がなくなった時にすでに5回のキャンプをしていたならば敗北となります。
難易度はかなり高いですが、デッキ構築などの自由度がかなり高いので、そうしたカードゲームや協力ゲームが好きな方にはたまらなく面白いゲームだと思います。
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