
今日のテーブルゲームのある風景は「マイグレーションマーズ」です。
最近かなり知名度もあがってきたクラウドファンディングであるキックスターター発のボードゲームで、火星を開拓する企業となって、自分の企業の施設を増やし、移住する住民をそろえる事をテーマにしたゲームです。
ちょっとしたすごろく的なシンプルでルールを利用しながら開拓のスピードを競うレースゲームとして非常によくまとまっていると思います。
ゲームとしてはまずメインとなる正方形のゲームボードを広げて、自分のバギー駒を外周の所定のスタートマスに配置するとともに、自分の開拓のスタートポイントであるベース施設駒をそのすぐわきの所定の場所に配置します。
そして、各プレイヤーは個人ボードを準備して、工場、精錬所、住居などの立体の駒を個人ボードの所定の位置に配置します。
駒を配置した場所にはその駒をゲームボードに建築するにはどんなコストが必要かが記されているので、ゲーム中かなり便利に使えるつくりになっています。
さらに、資源となる鉄、石、水やアイテムとなる工具、メディパック、電池などが手札としてくばられて、それらのカードはそれぞれ別々の山札にしておきます。
最後にイベントカードをよくきって山札にして、各種専用サイコロを用意して準備完了です。
ゲームが始まったならば、プレイヤーは自分の手番になったなら、まず他のプレイヤー一人を指名して、手札の資材やアイテムの交換を申しこむ事が出来ます。
その後、自分の手札である資源やアイテムを使用して1つだけ施設を建設するか、施設をつなぐトンネルを掘る事が出来ます。
各施設には隣り合って建てられないや所定の施設の隣でなければ建てられないなどの条件がある為、それを守って資源を支払って建築する事になります。
そして最後に専用のサイコロを2個ふって、外周のマス目を時計回りにバギーをサイコロに示された数だけ進み、止まったマスの資源を獲得して手番を終了します。
資源の獲得はサイコロの運となるものの、交渉によってある程度まかなえますし、オールマイテイカードなどもあるので、そこまで集めるのに苦労するという感じではありません。
むしろどの施設から先に建ててゆくかといった部分を考える事がおおいかと思うくらいです。
目的としては、住居を建築して、そこに居住区完成の旗を5つ建てる事ができたなら勝利となります。
居住区完成の旗は外周を一周して自身のスタートポイントにもどってくる毎に、住所があれば1つ得る事が出来るため、住居の建築が基本的な目的となります。
自分のスタートマスに戻ってくると居住区完成の旗が手に入るのですが、同時に施設の維持コストや住民の維持コストもかかりますので、一周する間にそうした資源も確保していく必要があります。
さらに、ここはまだまだ不安定な火星の開拓地ですので、イベントによって隕石が落ちてきたり、水汚染が発生したりとなかなか一筋縄では行かない展開にもなってきます。
とはいえ、ルールがかなり整理されていて理解しやすいのと、すごろくの様な雰囲気で気軽にプレイ出来る事からボードゲームにあまりなれていない方でも十分に楽しめる作りになっています。
プレイ時間が約90分程と長めなために、手軽に出来るゲームではないですが、是非プレイしてみてほしい楽しいボードゲームです。
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もちろん、ご自身のボードゲームを持ち込んで頂いてプレイするのも大歓迎です。
お一人でもグループでも、是非お気軽にボードゲームを楽しんでいってください!
※ボードゲームについてはあくまでプレイ空間として営業しておりますのでボードゲームの販売はしておりません、販売についてはミニチュアゲームのみとなっておりますので、どうぞご了承下さい
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