今日のテーブルゲームのある風景は「タビネズミ開拓記」です。
このゲームはいわゆる同人ゲームで、先月開催されたゲームマーケット2020秋でも出品されていた作品でもあります。
なかなか趣のある良い箱絵になっていて、プレイヤー達はガンバの冒険(て言われて分かるのかな?今)のネズミたちのようなやや擬人化されたタビネズミとなって、村から出発して周辺地域の探検と村の発展を協力してすすめていく、いわゆる協力ゲームでもあります。
探検パートでは村から出発して最終目的地までの道のいるモンスターたちを倒しつつ、その研究に成功する事で次からは素通りできるようになっていきます。
戦いに負ければその場では大きなペナルティはないのですが、探索ポイントでモンスターを配置するためにめくる山札にパッドボーナスのカードが混入されて、以後の冒険が困難になりやすくなります。
最終的には目的地となる、ある意味ボス戦的なバトルをクリアする事が目標なのですが、その為に利用できるターン数はたった4ターンしかないため、効率よく探索マスのモンスターの研究を成功させて、素通り出来るように、より計画的に動く必要がありますし、探索を終えて帰ってきてからの村パートでは次の冒険の為の装備を整える(手札をそろえる)為に資源を使用して、より強力なカードを獲得するために、そういった効果のある施設を資源を払って建てる必要がでてきます。
そうした自分の村の開拓と、探索の両方を達成させてゆくゲームとなります。
ゲームのプレイとしては、村パートで使用するボードと探索パートで使用するボードがあるのでそれを並べて配置して、参加プレイヤーには初期手札として指定されているカードを配布します。
さらに探索時にめくる山札を出現するモンスターカード、めくった時にボーナスをもらえる幸運カード、手札をすてさせられたりなどのペナルティを与えてくる不運カードを所定の枚数それぞれのカード群から抜きだして遭遇デッキを作成します。
スタートプレイヤーはリーダーとなって、探索パートから開始となります。
探索パートは移動コース上の遭遇ポイント毎に遭遇デッキからカードを引いて、幸運、不運ならその効果を適用してさらにカードを引けて、モンスターがめくれたならそれを遭遇ポイントに配置して戦闘となります。
戦闘はスタートプレイヤーから手札をプレイしていって、その攻撃力がモンスターカードの目標数値以上となれば撃破となってさらに先に進めるのですが、この時、研究条件がきまっていて、指定されたアイコンが使用されたカードにあったなどの条件がそろうと、モンスターカードをその場所に裏向きに配置して、以後そこは遭遇ポイントではなくなり、素通り出来るようになります。
スタートプレイヤーは次の遭遇ポイントに行くか、帰るかを他のプレイヤーと相談して決定して、帰るとなると開拓パートとなります。
開拓パートを終えると再び探索パートなのですが、この時前回どれだけ進んでいたかに関係なく、再びスタートポイントから遭遇ポイントをすべて処理してゆかなくてはなりません。
この為手札の枚数等考えると(一回の探索パート中は基本的に手札は補充出来ない為)、最終ターンまでにいくつもの遭遇ポイントを素通り出来るようにしておく必要があるわけです。
ほのぼのした絵本のようなタッチの絵柄でありながら、難易度としては高くはないもののけっして簡単ではない、軽く協力ゲームをやってみたい方や、あまり協力ゲームをプレイしたことがないプレイヤーさんにちょうど良いくらいなので、おすすめのゲームです。
是非一度チャレンジしてみて下さい。
【今週末13日のイベントのご案内】
今週末の12月13日の日曜日は「魔王の森・ゲームデイ」を開催致します。
場所は四日市市のシェトワ白揚文具館二階Aホールでいつも同様ミニチュアゲームとボードゲームの合同イベントです。
時間は13時から20時までで途中の出入りは自由です。
会場費として800円をお願いしておりますが、お車でお越しの場合はシェトワ白揚書籍館の方の駐車場におとめ頂いて駐車券をお持ちくだされば一日無料に出来ます。
「テーブルゲーム倶楽部」と同時開催となりますので、ボードゲームのフリープレイも卓をご用意しており、自由に遊んで頂けます。
当日は「アルバリ」「イーオンズエンド」「ネメシス」「ウィングスパン」「エコス」「クアックサルバー」「ラマ」「マシュマロテスト」「テキサスショーダウン」「ブッシュ」「サンクトゥム」「リネイチャー」などをお店より持っていきますが、持ち込みももちろん大歓迎です。
また、事前にご連絡頂ければ当店リストのゲームであればよろこんでご用意しますし、ボードゲームをプレイした事のない初心者の方でも、よりプレイしやすいゲームをご案内して丁寧にルールを説明しますのでお気軽に参加して下さい。
ミニチュアゲームはウォーハンマー40000やエイジ・オブ・シグマーのフリープレイが中心で、ウォーハンマー40000は真ルールが出たばかりですので、まさに今が楽しみ所です。
エイジ・オブ・シグマー「ウォークライ」という小規模戦闘をテーマにした基本ルールの発売によって非常に面白いゲームをさらに手軽にプレイ出来るようになりました。
イベントではアーミーの組み方やルールの注意点などの質問も受け付けておりますので、どうぞお気軽にお声掛けして下さい。
また、事前にご予約を頂ければミニチュアのペイントコーナーなどもご用意しますのでお気軽にお申し付け下さい。
もちろん、テレインを配置した戦場をご用意しておりますので自由にプレイして頂けますし、体験プレイも随時受け付けております(体験プレイについては事前にメールやここへの書き込みで十分ですのでご連絡下さい、当日ですとお受け出来ない事があります)。
皆様のご来場をこころからお待ちしております。
| 06:02
コメント