
今日のテーブルゲームのある風景は「ヴィレジャーズ」です。
プレイヤーは新しい開拓地で村を建立する、村の開祖となって様々な村人を呼び寄せて、より大きな、資金力のある村をつくりあげてゆくことが目的となります。
ゲームとしてはカードゲームで、場にならべたカードを各プレイヤーが順に手札に獲得してゆくロチェスタードラフト方式で自分のカードを獲得してゆくところと、より効果の高いカードほど他の特定のカードの上に重ねてしかプレイ出来ないという点が特徴だと思います。
ゲームの流れとしては、まず各プレイヤーに村の開祖となるカードを配って自分の前に表にして配置します。
ここが自分の場となり、ここから村の住民を集めてゆく事になるわけです。
プレイヤー人数に応じて規定の枚数の山札を6つ作って横一列にならべて、二番目と最後の六番目の山札の一番下に決算カードを配置します。
そして、基本職となる3つの職業のカードの山を準備します。
各プレイヤーにはさらに5枚のカードをランダムに配って準備完了です。
残ったカードは今回のゲームでは使用しないので箱にしまってもよいでしょう(最終ターンで少し使う事があります)。
ゲームは2つのフェイズに分かれていて、第一フェイズでは各プレイヤーは自分の村の内容に応じて規定の枚数カードを表になってならんでいる6枚のカードか、現在使用出来る山札の上から引いて手札に入れます。
規定枚数カードを引いたなら、今度は第二フェイズとなって、各プレイヤーは自分の手番となったなら、手札から自分の村の内容に応じたセットまでカードを村人として自分の場に出す事が出来ます。
ルールとしてはたったこれだけです。
とはいえ、これだけではゲームとしてあまりにもシンプルすぎるので、もちろん仕掛けはあります。
プレイするカードは強力な効果(高い得点能力)であればあるほど、前提条件が厳しくなっていて、その前提条件というのが特定のカードの上にしかプレイ出来ないというものです。
「A」というカードを場にしたいなら、すでに、または一緒に「B」というカードをだて「A」の下に配置しなければならないといった制限です。
これによって得点力の高いカードを獲得する為に、その前提条件となる他のカードを持っていなければならず、ロチェスタードラフトですので、全プレイヤーにどのカー゛をもっていったかがわかりやすいようになっているわけです。
ゲーム中2回ある決算について非常にシンプルなルールになっていて、金貨アイコンがついていて、他のカードが上にのっていないカードはその金貨の数値分だけ収益(=得点)が得られて、ゲーム終了時には、より多くの金貨を持っていたプレイヤーが勝利します。
目的も非常にシンプルですし、なにをしていいかわからなくなる事はないくらいなのですが、ロチェスタードラフトという、全プレイヤーから確認できる状態でカードを引くという形式から駆け引きを発生させやすいゲームなので、ボードゲームになれてきたプレイヤーでも十分に楽しめる内容となっています。
カードの種類が非常に多いので、どのカードを集めてどのカードを諦めるのかといったドラフトゲームの基本のような部分も楽しむ事が出来てとても良いゲームだと思います。
さらにプレイ時間も30分そこそこという感じで、感覚的にはあっというまに終わってしまいます。
手軽に繰り返し遊べるちょっとひと捻りあるカードとして是非プレイしてほしいゲームのひとつです。
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