今日のテーブルゲームのある風景は「5211」です。
このなんと奇妙なタイトルのゲームですが、実はルールも分かりやすくて遊びやいカードゲームなので紹介してみたいと思います。
ゲームの背景などはとくにない、カードを利用したいわゆるトランプゲーム的なタイプで、だれでもプレイ出来ますし、事前知識なども必要としない為ボードゲームになれてない方でも十分楽しんでいただけると思います。
ゲームとしては１～６まで(ただし「１」はトカゲのイラストになっていて特別な効果があります)の数字が書かれた５色のカードをよくきって山札にして、参加プレイヤーに所定の枚数を配ります。
これだけで準備完了です。
ゲームが始まりましたら、各プレイヤーは自分の前に手札から２枚のカードを伏せて、全員が伏せ終わったら全員一斉にカードを２枚とも表にします。
そして山札から２枚のカードをそれぞれ引いてきて手札に加え、今度は１枚を伏せて、やはり全員同時に表に。
カードを補充したらさらに１枚伏せてこれも全員同時に表にして手札を補充、各プレイヤーの前には４枚のカードが表向きに並んでいる状態になって、ここで得点計算が入ります。
まずトカゲマークカード(つまり「１」に該当するカード)が場に出ているカードすべての中で何枚あるかチェックして、それが規定枚数ピッタリだったなら、トカゲマークカードを出していたプレイヤーは、そのトカゲマークカードを裏向きにして手元に置いて、他の表になっている場のカードはすべて捨てられて得点計算が終了し、次のラウンドとなります。
もしもトカゲマークカードが規定の枚数ぴったりでなかったなら、再び場のすべてのカードを見て、もっとも多くの枚数になっている「色」をチェックします。
単独で枚数がもっとも多い色があったなら、それらのカードを各プレイヤーは手元に裏向きに重ねて、他の場のカードはすべて捨てられて得点計算は終了して次のラウンドとなります。
ただし、この時規定の枚数以上にそのもっとも多い色のカード枚数がなってしまっていたなら、２位の色のカードが得点化される事となります。
整理すると、この「5211」では、プレイヤーは各ラウンドに３回同時にカードをプレイして場に４枚カードをならべ、場のカードすべてをチェックして、規定の枚数にトカゲマークカードがなっているか、なっていないなら一番多い枚数の色のカードはどれかという基準で自分の手元に得点化出来るカードが決定されるというゲームなわけです。
徐々にカードを出してゆくなかで、どの色が一番になりそうかは見てわかりますし、自分がその色をプレイしてないと自分だけ得点がもらえないわけですから多数派に入りたい、でもできないならトカゲマークカードで色による多数派を無効にしたり、規定枚数以上に逆に押し上げて無効化したりといった投票のような構造のゲームといえば伝わりやすいかもしれません。
参加プレイヤーみんなでワイワイとどの色に協力するか、またはどの色をなくすかなど言い合いながらプレイすると非常に盛り上がりますので、是非楽しんでみてほしいと思います。
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