
今日のテーブルゲームのある風景は「パークス」です。
最近国内でもかなり話題が身近になってきた感のあるキックスターター出身のボードゲームです。
キックスターターはクラウドファンディングの1つで、ネットなどを通じて多くの人々に出資を募って自分のアイディアを形にするもの、というかもっと大雑把にいえば自分が作りたい何かを実行する為の資金集めのシステムといえます。
ボードゲームはアイディアさえあれば、大規模な準備は必要としない為、そのアイディアを提示して資金を集め、よりマニア受けする作品を提供する形を取りやすく、それゆえキックスターターと相性がよいと言えるかもしれません。
そんな事もあってキックスターター発のボードゲームは本当に日々発表されていて、素晴らしい作品が世に出る一つの手段となっているわけです。
今回の「パークス」はそういった流れの中で生まれたゲームです。
国立公園を旅することをテーマにしていて、メインボード上に公園の風景カードを並べて、さらに旅タイルをそのすぐ下に並べます。
自分の駒2つを旅タイルのスタートポジションに全員が配置してゲームスタートです。
旅タイルはスタートからゴールまで前にしか進めず戻る事は出来ないのですが、前へならどれだけ進んでもかまいません。
自分の手番が来たら、自分のコマのどちらか1つをゴール方面へ最低1タイル以上進めなければなりません。
こうしてコマを進めて置いたタイルの効果を自分だけがえられ、それによって資源を得たり、得点をえたり、公園を訪れたりといった事が出来ますし。
それなら1タイルづつ進めば良さそうなものですが(そうすれば全タイルの効果が利用できるわけですから)、他のコマが置いてあるタイルには通常は止まれないのないのです。
さらに、最初にそのタイルにコマを置いたプレイヤーにボーナスをもたらす効果もあります。
素早く進んで必要な資源を集めていくもよし、ゆっくり進んで集まった資源で勝負しても良しというわけです。
あまりに突出して進むのはと勧めできませんが、必要な資源を得るためには時に大胆になる事も大事な時もある、プレイヤー間のシンプルな駆け引きを楽しむ事の出来るゲームです。
ルールが意外なほどシンプルなので、ボードゲームを初めて間もない方でもプレイ出来ると思います。
そして、なにより公園カードのイラストがびっくりするくらい美しいので、是非見てほしいです。
プレイしてみてほしいゲームです。
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