
今日のテーブルゲームのある風景は「ヴィンディケイション」です。
ファンタジー世界が背景になっていて、プレイヤーは謎の島に打ち上げられていた立場で、そこで自分を助けてくれた人と島の内部へと分け入り、様々な遺跡を探索し、時にはさらなる仲間を雇い、怪物と戦い、失われし秘宝を集めて名誉を高めてゆく事を目的とした、言ってみれば冒険者の立身出世の物語というかなり王道をいく設定となっています。
ゲームの準備としては6角形のゲームボードを中央に広げて、そのボード上の外周所定の位置に3種類(色で分類されています)の仲間カードの山札の他、特性、怪物、秘宝といったカードを山札として配置します。
プレイヤーは個人用のボードを初期セットを選んだ色によって指定されたものを受け取り、スタートカードを引いて、ゲームボードのメインとなっている島のどの海岸に流れ着いたかが決定されるので、自分のスタートマーカーと自分自身の駒を配置します。
そして、それは必ず2つの大きなマスと隣接している為、地形タイルをランダムに2枚配置します。
さらに、自分の個人ボードの3つ区分されている各枠内に自分の色のキューブを所定の数だけ配置して、ゲームボード上の能力値を示す所定の要素の場所にやはり自分の色のキューブを配置して準備完了です。
写真の見た目的に非常に複雑なルールのゲームを想像してしまうかもしれませんが(実際私もそうでした(笑))、実はそこまで複雑ではなく、自分の手番では決められた3種類の行動を1回づつ行い、次の手番の人に順番がまわってゆく事を繰り返してゆくので、ちょっとボードゲームを楽しんだ方ならプレイ出来るレベルだと思います。
自分の番に出来る事としては移動によって地形タイルを配置する毎の間の三角形のマスを移動して、移動終了時に自分のマス(及び移動してきたマス)の三角形の辺に隣接している地形タイルマスにタイルがなければあたらな土地を発見した事になってランダムに地形タイルを配置、そして、自分が今いるマスの隣接している地形タイルのどれか1つの能力を発揮させて、さらに自分か仲間の能力を発揮するというもので、整理すると「移動する」「自分か仲間の能力を発揮」「土地タイルの能力発揮」という3つを各1回づつ好きな順番で行うだけなのです。
しかも島の中を探検してゆくというテーマから移動しながら新たな土地や遺跡を見つけ、そこで得られる特殊効果の恩恵をうけ、仲間や自分の特殊能力を発揮するという流れは直感的に処理出来ますし、実際に島を冒険している気分を大いに盛り上げてくれます。
それ以外に土地を支配したり、自身の地位を向上させたりといった事も出来るのですが、それは補助的なものとなります。
ゲームの終了としてはゲーム開始時に終了条件カードの山から2枚引いて、そのいずれかの条件が満たされれば終了ですし、ゲーム中でも所定の条件がそろうとこの終了条件カードはさらに増えるシステムになっているので、思いのほか早くゲームは収束してゆきます。
冒険物語に入り込みやすいシステムと、キックスターターゲーム特有とも言える本当に美しいアートワークのカードやゲームボードなどストーリーテリングなゲームが好きな方なら絶対気に入って頂けるであろうゲームです。
拡張もいくつも用意されていて、がっつり何回も楽しめるゲームだと思いますので是非一度プレイしてみて下さい。
「魔王の森&テーブルゲーム倶楽部」は四日市の商店街アーケード街の中、三番街で「お洒落しないで普段着で気軽に利用出来るボードゲームサロン」をテーマに、子供から大人まで誰もがボードゲームを楽しんで頂ける場所として営業しております。


お一人様一日500円で、店内にある約1000タイトル以上のボードゲームをどれでも好きなだけ遊んで頂けます(たまに質問されるのですが、追加料金等は一切ありません。より多くの方がボードゲームに親しんで頂けるように価格を安く設定させて頂いております)。
ボードゲームに興味はあるけどプレイした事がないという方でも、店員が丁寧にどのゲームでもルールや遊び方を説明しますし、グループでこられた場合などでも遊んでみたいゲームの雰囲気やニュアンスを言って頂ければ、プレイ人数や時間などに応じてゲームを紹介、ご案内させて頂きますし、そういった相談も喜んでお受けいたしております。
もちろん、ご自身のボードゲームを持ち込んで頂いてプレイするのも大歓迎です。
お一人でもグループでも、是非お気軽にボードゲームを楽しんでいってください!
※ボードゲームについてはあくまでボードゲームカフェとして営業しておりますのでボードゲームの販売はしておりません、販売についてはミニチュアゲームのみとなっておりますので、どうぞご了承下さい。
| 06:31

前の記事
2019年12月20日

次の記事
2019年12月26日
コメント