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テーブルゲームのある風景「チューダー」

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 今日のテーブルゲームのある風景は「チューダー」です。
 舞台は中世ヨーロッパ、ヘンリー8世の統治の時代のチューター朝での宮廷内の権力抗争がテーマのゲームです。
 プレイヤーは出来る限り自分の一族を王の近くに送り込むべく、様々な手段を講じる立場にあって、宮廷の地位を獲得する為に他のプレイヤーを蹴落としてでも上を目指す事になります。

 ゲームとしては椅子取りと一筆書きの2つのフェイズを行なうようなイメージで、このゲームの特徴ともいうべき手のひらの形のついたてに指輪をはめて、その指輪の位置と組み合わせによって特殊な効果が発揮できるようになります。
 ゲームの準備の段階で、最終的な勝利点の獲得方法やゲーム中に獲得出来るチップの使用方法などのルールを所定のカードからシナリオにそって、またはランダムに選んだものによって決定されるので、毎回違うルールで楽しむ事が出来るようになっています。
 プレイ中は3つのステップに分かれていて。
 第一ステップとしてはプレイヤーは自分の手番がくる度に3つある謁見の間の入り口の控えの間のいずれかに自分の駒を配置するフェイズです。
 全員が所定の数のチップを配置したなら第二ステップです。
 第二ステップの開始時に控えの間の各プレイヤーの駒を、その配置した順番のまま謁見の間の座席マスに順に配置してゆきます。
 第二ラウンド以降であればすでにそこに他の駒が配置されているはずですが、それらは随時新しく入室してくる駒によって部屋の出口に向かって押し出されていゆきます。
 控えの間の全員が入室するまで機械的にこの処理を行ないます。
 この処理の結果、部屋の外に押し出されてしまった駒はプレイヤーの手元にもどってくるのですが、これによって全謁見の間の各プレイヤー駒の数が不均等になってきます。
 これは第三ステップで行うメインアクションにおいて有効な手番の数の喪失をまねいてくるので、第一ステップの段階で、どの部屋に駒がどれだけ入室したら誰の駒が部屋の外におしだされるかを予想しながらのプレイの指針になってきます。
 そして第三ステップがメインアクションです。
 三つの謁見の間にはそれぞれ二つづのプレイヤーが行う事が出来る効果(アクション)が用意されていて、各プレイヤーは自分の手番がくる度に謁見の間にいる自分の駒を座席マスからその横のマスに移動させる事で実行してゆきます。
 謁見の間に配置してある駒の数が不均等である場合、自分の手番が来たけれども横に動かすべき駒がないという事はたびたび発生します。
 その場合は通常の効果の半分の効果の補助アクションを実行する事になります。
 こうして行う効果ですが、基本的にはゲームボードの半分を占める王の間に配置してあるチップを、自分の駒を移動させて獲得してゆきながら盤面上部にある各列の終点まで駒を進める事が目的となります。
 終点までいくと、駒はその貴族のマスに留まると共に、新たな指輪を入手することが出来て、その指輪を手のひらついたての指にはめる事でさらに特殊効果を多く使えるようになってゆきます。
 ただ、このゲームは宮廷権力抗争ですので、他のプレイヤーは常にその貴族の地位を狙っています。
 他のプレイヤーがすでに駒が配置してある貴族マスに到達した場合、配置してあった駒は取り除かれて、その持ち主のプレイヤーの手元にもどると共に、そのプレイヤーは指輪を1つ、後からきたプレイヤーに奪われてしまうのです。
 こうして指輪の奪い合いをしつつ、チップを獲得し、規定ラウンドが終了したならゲーム終了となって、ゲームの開始時に決定してあった得点方法によって得点を計算する事になります。
 ボードを配置すると複雑に見えるゲームですが、プレイする効果については6種類しかなく、その6種類も王の間における駒の動かし方と、駒を動かす為に必要なカードの入手方法なので少しボードゲームをプレイした事があればさほど苦労する事はないと思います。
 ただ、指輪の配置した位置によるボーナスについてはゲーム開始時にしっかりと説明を聞いたほうが良いと私は思います。
 それ自体6種類ある効果を強化するものなのですが、それだけにボードゲームにあまり慣れていない方だと元の効果と混同しやすくなってしまうので、丁寧な説明があればスムースに遊べて、ざっと説明してゲームスタートだと、ゲーム中に混乱してしまう原因になるかもしれません。
 とはいえ、それほどシステムがむずかしいゲームではないので、是非一度チャレンジしてみてほしいゲームです。

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