
今日のテーブルゲームのある風景は「フラムルージュ」です。
プレイヤーは自転車レースの選手となって、ルーラーとスプリンターという2人1組のチームをそれぞれ担当して一位を目指します。
いってみれば漫画の弱虫ペダルのノリをボードゲームにしてあると思うとよいのではないでしょうか(あちらはチーム戦なので実際にはかなり違うのですが)。
プレイヤーはチームの2人を担当するので、手番毎に2人分の行動を予定して、全プレイヤーが一斉に予定を公開します。
これによってレースの駆け引きを表現しているわけです。
ゲームとしてはルーラーとスプリンターの二つの山札を各プレイヤーは用意してそれぞれよくきり混ぜます。
そして、スターティングポジションに自分の駒を配置したならゲーム開始です。
まず全プレイヤールーラー、またはスプリンターどちらの山から先でも良いので3枚カードを引いてその中から1枚を選んで裏向きに自分の前に出し、残りを捨て札にします。
これをルーラー、スプリンターともに行いますので、自分の前には2枚のカードが伏せられた状態になります。
この後全プレイヤー同時にカードを公開して「ゲームから取り除いて」所定の数だけ各駒を前進させます。
この時停止したマスに他に駒がなければ必ず右側のマスに配置しなければなりません。
すべての駒を動かしたなら、最後尾のグルーブ(縦横に隣接している駒すべてをグループと呼びます)から順番にそのグループの先頭の駒が前のグループの最後尾の駒に対して1マスしか離れていない場合グループ全体を1マス分前進させて前のグループと合流させます。
これがこのゲームの最大の特徴だと思います。
つまり、1マス分だけ遅れる(小さな)カードをプレイする限り必ずプレイしたカード+1マス前進させる事が出来るので、数字の大きなカードを温存してゆく事が出来るわけです。
ただ、良い事ばかりではありません。
グループの先頭が前のグループの最後尾より2マス以上離れている場合にはそのグループにおいて直前のマスに駒がないすべての駒は、その捨て札置場に疲労カード(移動力が2のカード)を受け取らなければならないのです。
移動力2のカードは移動するマス数としては最低値なので、後半のスパート時においては大きな足かせとなってしまいます。
何故なら各駒(ルーラー、スプリンター)の山札がなくなったならばその捨て札を切りなおしてもう一度山札をつくるわけですが、一度プレイしたカードは上記で協調した通り「ゲームから取り除いて」いく為、序盤に数字の小さなカードを消費して後半数字の大きなカードをプレイしたい所ですが、その大事な後半に数字が2のカードがふやされてしまうというわけです。
上手く数字の大きなカードの浪費をおさえながら、かつ先頭にたって疲労カードを受け取る事がないようにという駆け引きをプレイヤーは互いにけん制しあってプレイしてゆく事になります。
このあたり実際の自転車レースのペース配分をイメージできて非常に良いルールだと思います。
ルールはけして多くないゲームですし、ボードゲームになれていない方でも感覚的に分かり易いシステムと駆け引きですので、是非プレイしてほしいゲームです。
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