
今日のテーブルゲームのある風景は「カード・オブ・クトゥルフ」です。
いわゆるクトゥルフ神話をテーマにしている協力ゲームで、クトゥルフ神話という言葉があまりにマイナーすぎて知名度が低いので、なんとか知ってもらおうという気持ちで作成したとデザイナーのあとがきがあるのですが、妙にクトゥルフという言葉だけが流行っている感のある日本では「え?そうなの?」という気持ちになるかもしれません。
ともあれ、プレイヤーが全員仲間で一致団結して目標を達成する事を目的とする協力ゲームで、各キャラクター達がクトゥルフの邪神を信仰するカルト教団を相手に立ち向かう形となります。
ゲームとしてはプレイヤーは各々キャラクターを1人担当し、4つの邪教を信奉するカルト教団が邪悪な儀式を行うのを阻止する為に奔走します。
4つのカルト教団を示すボードを並べて、カードセットを良くきって山札にします。
プレイヤーの手番となったらその山札から1枚づつ規定の枚数だけカードをめくってゆきます。
カルト教団員や魔物カードなどは色によって4つの教団のうちどこに配置すればよいかが示されている為、配置して、アイテムや仲間などは経験点を手番プレイヤーが支払う事で入手出来ますし、入手しない場合はささやかながら経験点とする事が出来ます。
さて、カルト教団員や魔物カードはめくられる度に所定のタイルの所定の位置に配置されるのですが、カルト教団員の人数で目覚める怪物のサイズが決定されるので、教団員は出来る限り増やしたくなく、怪物も非覚醒の状態で退治してしまう事が当面の目的となります。
なぜなら各プレイヤーの手番終了時にいずれかのタイルの上のカルト教団カードが5枚以上になっていたなら、邪神が召喚されてしまいプレイヤー達の敗北が確定するのです。
カルト教団員や怪物と戦う場合には専用のダイスを振って、その出た目の合計だけのパワーの教団員や怪物を倒す事が出来ます。
カードをめくってのゲーム進行とダイスによる戦闘行為という非常に分かり易いルールでまとめてあり、あまりボードゲームになれていない方でもプレイしやすいように気配りがされています。
また、カードをめくってゲームが進行する為、事前に最善手を計算できるわけではなく、手なり感の強い展開にしてあるのでこのゲームの経験者がいてもみんなでこの先の展開を予想して考える形となって、一人のプレイヤーが指示を出し続けるといった展開になりにくくなっています。
クトゥルフをテーマにして参加するプレイヤー全員が仲間となってプレイ出来るので、それだけで興味を持たれる方もいるのではないかと思います。
シンプルなゲームですので、是非プレイしてみてほしいと思います。
そして、ゲームのクリアを目指して下さい。
ゲームの勝利条件は山札を使い切る事ですので。
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