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テーブルゲームのある風景「ブラッドレイジ」

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 今日のテーブルゲームのある風景は「ブラッドレイジ」です。
 プレイヤーはまだ神が人間と対話し、怪物がいた北欧神話の世界で一族を率いる長となって、自らの民に名誉ある戦いとラグナロクにおける誉れ高き死を贈ることを目的とします。
 人間の領域や巨人の領域、妖精の領域など様々な地区を征服し、神々の力を祝福を得てさらなる強さを求め、さらに怪物と契約して自らの軍に加える事が出来ます。

 ゲームとしては、メインボード上における陣取りを配られたカードによる強力な補佐を得ながら実行してゆく事になります。
 まずメインボードを広げて、各地域で略奪すると得られるボーナスをランダムに決定します。
 そして、サブボードでラウンドの進行を管理します。
 プレイヤーは個人ボードを手元において、アクションポイントや獲得出来る勝利点の値、さらには盤面に自分の駒をいくつ配置出来るかといった部分を管理するとともに、手札のカードを個人ボード上にプレイする事で様々な特殊効果やアクションを得る事が出来ます。
 ゲームは3ラウンドのみで、各ラウンドの開始時にプレイヤーには各ラウンドで指定されているカード群から8枚づつ配られて、その中から1枚選んで獲得したら残りをすべて左のプレイヤーに渡してゆくのを6枚獲得するまで繰り返します(いわゆるカードドラフトと呼ばれるものです)。
 8枚くばっているので、最後は3枚の中から1枚選択したなら残りの2枚は破棄して6枚が選択される事になります。
 カードには大きく分けて3種類あり、戦闘時に戦力を一時的にあげたり特殊な効果を得たりする戦闘カード、自分の個人ボードに配置する事でプレイヤーが出来る事をふやしたり、効果そのものを上昇させる強化カード、そしてラウンド終了時に得点したり自分のボードの能力値を挙げたりするクエストカードの3種類になります。
 これでラウンド開始時の準備は終わり、実際のアクションフェイズになります。
 アクションフェイズでは5つアクションの中から必ずなんらかのアクション1つを手番が来たら行わなくてはなりません。
 パスをする事は出来ますが、その場合にはそのラウンドは以後自分の手番はなくなります。
 アクションは手元から駒を盤面へと配置したり、既に盤面にある駒を他のエリアに移動させたり、強化カードをプレイ、クエストカードをプレイなどがあります。
 そしてある意味メインのアクションとなるのが自分の駒がいるエリアで戦闘を宣言する事です(略奪アクションとなります)。
 これを宣言すると手番プレイヤー(つまり宣言したプレイヤー)の左側のプレイヤーから順番に、もしもそのプレイヤーの駒が「隣接エリア」にいたなら参入する事が出来ます。
 誰も参入せず、そのエリアに自分の駒しかないならすぐさま手番プレイヤーは報酬を獲得するのですが、他のプレイヤーが1個でもある限り戦闘が発生します。
 戦闘に参加(または巻き込まれた)プレイヤーは全員手元からカードを一枚伏せて出します。
 これは戦闘値を上昇させる戦闘カードを普通はだしますが、状況によってはわざとクエストカードや強化カードを出してもかまいません(手札がある限りかならず1枚伏せてださなければなりません)。
 そして一斉表にして、戦闘値のボーナスがあるなら自分の駒の戦闘値の合計にカードの戦闘値ボーナスを加えて、最終的な戦力値を算出してくらべます。
 これが一番高かったプレイヤーが勝利します。
 この時一番高いプレイヤーが複数いる場合「参加プレイヤーは全員負け」扱いになる事で、このゲームではこの「全員負け」の状態を作り出せると有利になる事が多々あって、たった1枚の伏せカードの読み合いはなかなか盛り上がるケースが多いです。
 各アクションでは激情値というポイントを支払う事が多く、それは個人ボード上で管理して、このポイントが「0」になったプレイヤーからラウンドを脱落してゆきます。
 全プレイヤーがラウンドを脱落したなら、そのラウンドは終了となります。
 または、全てのエリアが略奪済になってもラウンドは終了します。
 ラウンド終了時の処理はサブボード上で管理されていますので、かなり分かり易く処理する事が出来ます。
 3ラウンドプレイしてもっとも得点が高いプレイヤーが勝者となります。
 
 基本的に戦闘に勝利するとポイントが入るのですが、カード効果によってもかなりの得点が加点でき、ラウンド終了時にクエストカードから得点を得る事が出来ます。
 どの得点源もおろそかに出来ないので、ドラフト時にどの方向性に注力するのかを判断しながらドラフトしていって、その手札によって方向性が決まるゲームと言えると思います。
 実際強化カードはかなり強力で、中にはあからさまに強力過ぎる効果や、複数のカードがあわさると手に負えない得点源となるなるカードの組合せもあるので、そういった意味ではカードゲームをしている感覚が強いです。
 かといってメインボードの陣取りを無視するわけにはいかないバランスになっているのが非常に面白くしている部分だと思います。
 非常に乱暴な区分になることを承知でいえば、ボード上の陣取りと駆け引きをしっかりやらなければいけないテラフォーミングマーズと言えるかもしれません。
 陣取りゲームとしてはカードの内容を把握する2回目からは4人で1時間半かからずにサクサクプレイ出来る手軽さがあると思いますので、是非プレイしてみてほしいと思います。
 そして、立体駒たちが本当にカッコよくて、全駒ペイントしてあげたくなる欲求が掻き立てられます(笑)。
 駒をみるだけでも価値があると思うので、魔王の森にご来店のさいには是非確認してみて下さい。
 非常にお勧めのゲームです。

「魔王の森&テーブルゲーム倶楽部」は四日市の商店街アーケード街の中、三番街で「お洒落しないで普段着で気軽に利用出来るボードゲームサロン」をテーマに、子供から大人まで誰もがボードゲームを楽しんで頂ける場所として営業しております。
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 もちろん、ご自身のボードゲームを持ち込んで頂いてプレイするのも大歓迎です。
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 ※ボードゲームについてはあくまでボードゲームカフェとして営業しておりますのでボードゲームの販売はしておりません、販売についてはミニチュアゲームのみとなっておりますので、どうぞご了承下さい。

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