

今日のテーブルゲームのある風景は「フォービトゥン・スカイ」です。
このゲームはいわゆる協力ゲームと呼ばれるタイプで、参加プレイヤー全員が仲間で、全員でクリア条件を目指してプレイするボードゲームです。
ですので、勝つときも全員で勝利を祝いますし、負けた時は全員が敗北した事になります。
この「フォービトゥン・スカイ」ですが、シリーズものというには接点がゆるいのですが、一応「フォービトゥン」シリーズの3作目となります。
いずれも協力ゲームで、「フォービトゥンアイランド」「フォービトゥンデザート」ときて今作となります。
前2作は「禁断の島」「禁断の砂漠」というタイトルで日本語版も出ています。
さて、今作の「フォービトゥン・スカイ」ですが、今までのシリーズ同様条件を満たして脱出するタイプのゲームとなっていて、テーマはSFで、プレイヤー達は小型空中都市にいのですが、強力な嵐に巻き込まれて大ダメージをうけてしまい、空中都市は崩壊しはじめています。
唯一の望みである脱出ロケットも点火する為の電力が供給出来ない状態でもはや望みは断たれたかに見えたのですが、避雷針に電極をつないでケーブルを接続し、落雷によるエネルギーを利用してロケットに点火して脱出するという計画をたてたプレイヤー達は次々と放電する落雷と突風の中手分けして配線をつないでゆくという、もうそれだけでB級映画1本つくれるような背景設定で燃え上がってしまいます(笑)。
ゲームとしてはまず難易度を相談して決定して、空中都市を形作るタイルを裏向きにしてよくまぜて一つの山にしてから、初期タイルに全プレイヤーの駒を配置してスタートとなります。
難易度については脱出までに電気ケーブルを迂回させる電極や避雷針の数によって設定されています。
ゲーム中プレイヤー達は自分の駒を動かしてタイルをめくって、配置して、難易度によって設定された種類と数の電極や避雷針を電気ケーブルでつないでロケットに接続する事が目標となります。
手番がきたならプレイヤーは4回の行動をする事が出来て、行動の種類としては4つあります。
「移動」によって上下左右のタイルへと自分の駒を移動させる事が出来て、「調査」によって都市タイルの山札から1枚を自分の手元に表向きにして確保出来て、「捜索」によって手元の都市タイルを自分の駒がいるタイルの上下左右いずれかに配置して、「接続」によって自分の駒がいるタイルにある電極や避雷針からケーブルを別の電極や避雷針へとつなげる事が出来ます。
4回の行動は全て違う種類を選択しても、全て同じでも良いですし、「移動」を2回して「調査」と「探索」を1回づつなども自由に出来ます。
「探索」によって都市タイルを配置する時にタイルに描いてあるマークを上手くつなげる事でそこに電極駒を配置出来ますし、脱出ロケットについても同様に特定のマークをつなげる事で設置する事が出来ます。
設置された電極や避雷針に専用の電気ケーブルを接続してゆくのですが、電気ケーブルには長さが決まっていて、かなり近くないと接続に成功しません。
電極や避雷針、電気ケーブルには磁石がついている為、きちんと長さをまもって配置すればきっちり接続出来ます。
こうして難易度によって設定された電極の種類と数、避雷針の数を電気ケーブルでつなげてロケットまで接続出来たならば脱出に成功となるわけです。
しかしながら各プレイヤーの手番終了ごとに嵐カードの山札からカードを規定枚数めくらなければならず、それによって落雷や突風が発生してプレイヤー達はダメージを受けたり、命綱がちぎれていってしまいますし、崩壊カードを規定の枚数引くごとに嵐カードの山札から引く「枚数」が増えてしまいます。
都市がどんどんと崩壊し、落雷や突風という災害から身をまもりながらロケットに点火できるのかどうか、参加プレイヤー全員が知恵をだしあって相談し、最善と思える方法をみつけだして下さい。
映画とちがって、参加メンバーのうち誰か1人欠けただけで敗北決定という過酷なサバイバルを成功させなければいけないのです。
実はミッションに成功するとちょっと普通のボードゲームではなかなか見れないギミックがあったりします。
是非、映画の世界のような冒険を体験してみてほしいと思います。
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