今日のテーブルゲームのある風景は「新ヴェルサイユ宮殿」です。
プレイヤーは王の命をうけた建築士となって宮殿を建築してゆくのですが、王は日常的な効率よりも、より雑多で奇抜な設計をお好みのために、非常に奇妙で非効率的な部屋割りの建築もよしとしてどんどん部屋を増築していって王の覚えめでたき立場になる事を目的とします。
ゲームとしては正方形のタイルを配置してゆくゲームです。
プレイイヤーは個人ボードが渡されて、それによって配置した部屋の数をカウントしてゆくとともに、特殊得点の獲得や、ゲーム中のアクションボーナスを得た場合の管理としても使用されます。
部屋タイルをよく混ぜて４等分して４つの山をつくります。
そして、それを名ボードの所定の場所に並べて、一番端の山から６枚を表にして並べて、これがプレイヤーが自分の手番で選択出来る部屋タイルとなります。
基本的にはプレイヤーは自分の手番がきたなら、表になっている６枚の部屋タイルの中から１つを選択して、それを既に場に配置してある部屋タイル群のどこかの辺に繋がるように配置します。
この時部屋タイルの出入り口のマーク同士をつなげると、そこに描かれている色の白鳥チップを獲得する事が出来ます。
出入り口はかならずしもつなげる必要はないのですが、部屋タイル群のどこからも出入り口が繋がらないように塞ぐように配置する事は出来ません。
そして自分が配置した部屋タイルである事を示すチップを部屋に配置して、さらに個人ボード上で今配置した部屋タイプのカウントを１つプラスして手番を終了します。
これを繰り返してゆくわけですが、部屋タイプは９種類くらいあって、その多くは完成した状態になったならボーナスを得る事が出来ます。
完成するとはその部屋タイルの出入り口すべてがつながっている部屋タイルの出入り口とつながっている状態の事をさします。
それによって白鳥チップが得られたり、アクションボーナスを得られたり、ゲーム終了時の得点が得られたりします。
そして、この部屋が１つ完成するごとにお堀タイルを部屋タイル群の周囲を囲むように配置してゆき、このお堀タイルが部屋タイル群の周囲をすべてうめつくしてしまったらゲームが終了する事になります。
ゲームが終了すると、それまで獲得した白鳥チップ、部屋ボーナス、個人ボード管理している建築した部屋の種類によるボーナスなどが加算されて勝敗を決めてゆきます。
タイルを配置してゆくゲームとしては要素がいくつもあるものの、プレイする内容そのものはいたってシンプルであるため、誰でもプレイ出来ますし、要素が多いのは選択肢の広さでもあって、そこを色々試す楽しみがあって良いと思います。
ただ、部屋タイプの中のゲーム終了時に得点ボーナスを与えるものがあるのですが、それが他よりも頭二つくらい抜きんでた得点効率を誇るものであるため、そのタイルがめくられたならばどんな犠牲を払ってでも獲得しなければならないくらいバランスを大きくズラしてしまっているように感じるのが個人的には気になります（個人的にはいっそ抜いてしまった方が良いのではないかと思うほどです）。
プレイ時間も色々準備して大がかりなわりには１時間かからない程度なので、是非一度プレイして下さい。
パズル感覚でとても面白いと思います。
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