
今日のテーブルゲームのある風景は「ロビンソン漂流記」です。
ボードゲームと聞くとそれなりの人数でコミュニケーションをとりながらプレイするというイメージを普通は浮かべると思うのですが、実は一人専用のボードゲームというのもいくつも発売されています。
今回ご紹介する「ロビンソン漂流記」はそんな一人専用ボードゲームです。
実はこのゲーム、背景がなかなか凝っていて、タイトルを聞くと、プレイヤー自身がロビンソンとなって漂流からのサバイバルを頑張るゲームを想像すると思うのですがまったく逆です(笑)。
実はプレイヤーは無人島に近い島に一人で静かに暮らしている、ある意味世捨て人で、結構現在の生活に満足していたりするのですが、ある日海岸に一人の男が流れ着きます。
それがロビンソンなのですが、実はこのロビンソン、とにかくとんでもなくどーしよーもないヤツで、プレイヤーは自分の静かで平穏な一人暮らしを取り戻すべく、とにかくこのどーしよーもないロビンソンを鍛え上げてさっさとこの島から脱出していって欲しいという形でロビンソンを鍛えるゲームなのです。
ゲームのシステムはかなり簡単で、プレイヤーはロビンソンをあらわしているロビンソンデッキの山札があり、障害となるアクシデント山札が用意されます。
さらに問題発生カードの山札も別途用意して、ロビンソンの体力である20個のライフチップを用意します。
ゲームが始まったらまずアクシデント山札からカードを2枚引き、どちらにロビンソンをチャレンジさせるか決めます。
選ばれなかった方のカードは捨て札としてまとめておきます。
次にアクシデントカードには難易度を表現した数字と、ロビンソンデッキから何枚カードを引いて表替すのかの指示があります。
難易度についは3段階あり、最初はもっとも数字の小さい緑枠のものを使用します。
アクシデント山札がなくなったなら捨て札をすべてよくきって再びアクシデント山札にするのですが、その2回目からは黄色の枠内の数字が目標となり、さらに山札がなくなったら一番数字の大きい赤色の枠内の数字が目標となるというつくりになっています。
つまり、このゲームが終わるのはアクシデントカードの山札が三回なくなった時となります。
さて、アクシデントカードを選択したなら、そのカードに示された枚数ロビンソンデッキをめくって、ロビンソンカードの左上に描いてある数字の合計がアクシデントカードの目標値以上であればよいのですが、実は最初の頃の緑枠の目標値は「0」だとか「1」だとかがほとんどです。
なーんだ自動成功かと多くの方が思うのですが、ロビンソンはどーしよーもないので、実はロビンソンカードはほとんどが「0」で、時には「-1」すら混じっているのです。
プレイされた方のほとんどは思わず「ロビンソン!お前どうなってんだ!」と口にしてしまうくらい、とにかく「1」の目標値にたどり着けないケースが多いくらいなのです。
アクシデントカードに記載されているロビンソンカードをめくる枚数で成功できなかった場合、ロビンソンの体力を1点支払うとさらに1枚追加でめくる事が出来て、これは何回行ってもかまいません。
ただ、「-1」のカードがめくれて事態は悪化の一途をたどる可能性もありますし、体力が「0」になったならロビンソンはあなたにすがりついてしまい、あなたはどーしよーもないロビンソンをさらに世話しなければならないという恐ろしい事態になってしまうのです。
プラックジョークにもとれなくもないキツメのユーモアがカードに表現されているゲームでもあり、「あー、もう、ロビンソンてば!」みたいなダメ男君に振り回されるある意味コメディタッチな雰囲気を上手くだしていると思います。
次のゲームの合間などにちょっとプレイしてみてはいかがでしょうか。
ちなみに見ているだけでも盛り上がったりするゲームでもありますよ。
【明日8日のイベントのご案内】

明日の7月8日の日曜日は「魔王の森・ゲームデイ」を開催致します。
場所はシェトワ白揚文具館二階Aホールでいつも同様ミニチュアゲームとボードゲームの合同イベントです。
時間は13時から20時までで途中の出入りは自由です。
会場費として500円をお願いしておりますが、お車でお越しの場合はシェトワ白揚書籍館の方の駐車場におとめ頂いて駐車券をお持ちくだされば一日無料に出来ます。
「テーブルゲーム倶楽部」と同時開催となりますので、ボードゲームのフリープレイも卓をご用意しており、自由に遊んで頂けます。
当日は「テキサスショーダウン」「ニューベッドフォード」「ガムガムマシーン」「イアルへの道」「覇王龍城」「ペーパーテイルズ」「パーフェクトホテル」「アズール」「ノームの村」「ゼロ」「キルトキャッスル」「リトルタウンビルダーズ」「ヘラス」「ヴィティカルチャー」などをお店より持っていきますが、持ち込みももちろん大歓迎です。
また、事前にご連絡頂ければ当店リストのゲームであればよろこんでご用意しますし、ボードゲームをプレイした事のない初心者の方でも、よりプレイしやすいゲームをご案内して丁寧にルールを説明しますのでお気軽に参加して下さい。
ミニチュアゲームはウォーハンマー40000やエイジ・オブ・シグマーのフリープレイが中心で、ウォーハンマー40000は基本ルールの全面改訂によって、より気軽にゲームをプレイ出来るようになりました。
イベントでは新ルールにおける注意点やアーミーの組み方やルールなどの質問も受け付けておりますので、どうぞお気軽にお声掛けして下さい。
また、事前にご予約を頂ければミニチュアのペイントコーナーなどもご用意しますのでお気軽にお申し付け下さい。
もちろん、テレインを配置した戦場をご用意しておりますので自由にプレイして頂けますし、体験プレイも随時受け付けております(体験プレイについては事前にメールやここへの書き込みで十分ですのでご連絡下さい、当日ですとお受け出来ない事があります)。
皆様のご来場をこころからお待ちしております。
| 06:22

前の記事
2018年07月06日

次の記事
2018年07月12日
コメント