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テーブルゲームのある風景「ヘブン&エール」

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 今日のテーブルゲームのある風景は「ヘヴン&エール」です。
 プレイヤーはビール工房のオーナーとなってビールを作成出荷させる事で得点を得るのですが、まずは農場をひろげて収穫する所からスタートという、どちらかというと農場拡大ゲームのような雰囲気を感じるゲームです。

 ゲームとしてはプレイヤーは自分の個人ボードを持って、そこに木材、酵母、ホップ、大麦、水の各資源の価値を示すメーターと醸造監督官駒を側面のメーターに配置します。
 中央にはメインボードを配置するのですが、それは楕円のコースが描かれていて、それが約30マスに分割されていて、資源や修道士、決算などを示すアイコンが描かれているので、それに該当するチップをそれぞれ配置します。
 プレイヤーはスタートマスからまるでぐるりとコースをまわってスタートマスまでもどってくるまでを1ラウンドとしてカウントして、全員がぐるりとまわってスタートマスまでもどってくる事でラウンドが終了します。
 マス目は好きなだけ進んで良いルールですので、スタートしてすぐに一周回ったとしてもどってきてもかまいません(ゲームにならないので絶対にしませんが(笑))。
 それ以外の制限として、同一のマス目にとどまる事は出来ず、マス目に止まるたびにそこのチップやマーカーを獲得しなければならない為、すでに空になっているマス目に止まる事は出来ません。
 このルールの為に、あまりに進み過ぎてしまうと、自分が通り過ぎてきたマス目の資源や効果を残りのプレイヤーが自由に使えてしまい、かといって少しづつしか進まないとマス目に止まるたびにそこのチップやマーカーを獲得しなければいけないルールの為に資金がショートしてしまうのです(お金がなくなったらどうするのか?という最初に思う疑問は「全部あきらめてゴールまでいけばいいでしょう」というルールの前にショックを受けます(笑))。

 獲得した資源タイルは自分の個人ボード上に配置するのですが、その時資源タイルには1~5の値が描かれていて、その分だけお金を払う必要があります。
 しかも個人ボードのタイル配置スペースは中央から右側が日蔭エリア、左側が日向エリアとなっていて、日蔭エリアに配置する場合はその数値だけのお金を払うのですが、日向エリアに配置する場合には数値×2のお金を払う事が必要になってくるのです。
 これは修道士も同じで、このゲームではともかく資金のショートが常にちらつく雰囲気があります。
 さらに配置スペースには7箇所の村マスが描かれているのですが、そのマスには資源も修道士も配置する事は出来ず、その代わりに周囲6マスにそれらのタイルを配置してうめると、その数字の合計によって村を発展させてタイルの効果を起動させる事が出来るのです。
 つまり、資源タイル&修道士チップは購入して配置するだけでは何もおきず、村の周囲6マスすべてに配置した時のみ起動するという事になります。
 このタイムラグが資金に悩む要因でもあるわけです。
 
 しかもそれだけ苦しい資金はゲームの得点としては何ほども貢献出来ず、得点を得る為には日向エリアに配置したタイルを起動させてゲーム開始時に個人ボードの側面に置いておいた各資源の価値を決めるメーターを上げていき、かつ酒造監督官コマのメーターをあげていく必要があります。
 ゲーム終了時に酒造監督官コマのいるマスの位置によって得点への倍率が変わり、資源コマ5種類のうち、一番下のメーターの数字にそれをかける事で得点が算出されるシステムなのです。
 ですので資源タイルや修道士チップを購入しつつ日向エリア、日蔭エリアのベストな場所に配置しつつ、村マスを上手に囲んで起動させて、資金をショートさせずに資源コマによるメーターをより良く全体的に上げ、さらに酒造監督官コマのメーターも上げて倍率をあげてゆくという行為を、中央ボードの「好きなだけ移動出来る」ルールの周回アクションで必要なものを用意してゆくというゲームなわけです。

 非常にパズルチックな部分のあるゲームなのですが、やりようがかなり複数あり、非常にプレイしがいがあります。
 得点を得るまでのルートがいくつもあるけど、直結出来てどれかだけをやっていれば大丈夫といった部分がある為難しいゲームと言えると思います。
 そうしいたゲームが好きな人にとっては非常に面白い、何度もやりたくなるゲームだと思うので、是非魔王の森でチャレンジしてほしいと思います。
 すごく面白いゲームです。

 「魔王の森&テーブルゲーム倶楽部」は四日市の商店街アーケード街の中、三番街で「お洒落しないで普段着で気軽に利用出来るボードゲームサロン」をテーマに、子供から大人まで誰もがボードゲームを楽しんで頂ける場所として営業しております。
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 お一人様一日500円で、店内にある約550タイトルのボードゲームをどれでも好きなだけ遊んで頂けます(たまに質問されるのですが、追加料金等は一切ありません。より多くの方がボードゲームに親しんで頂けるように価格を安く設定させて頂いております)。
 ボードゲームに興味はあるけどプレイした事がないという方でも、店員が丁寧にどのゲームでもルールや遊び方を説明しますし、グループでこられた場合などでも遊んでみたいゲームの雰囲気やニュアンスを言って頂ければ、プレイ人数や時間などに応じてゲームを紹介、ご案内させて頂きますし、そういった相談も喜んでお受けいたしております。
 もちろん、ご自身のボードゲームを持ち込んで頂いてプレイするのも大歓迎です。
 お一人でもグループでも、是非お気軽にボードゲームを楽しんでいってください!
 ※ボードゲームについてはあくまでボードゲームカフェとして営業しておりますのでボードゲームの販売はしておりません、販売についてはミニチュアゲームのみとなっておりますので、どうぞご了承下さい。

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