今日のテーブルゲームのある風景は「イスタンブール・ダイスゲーム」です。
プレイヤーはイスタンブールで宝石商となって、バザーをめぐって様々な手法でルビーを集めてくる事を目的とします。
ゲームとしてはそのタイトル通り、「イスタンブール」という別のゲームがあり、そちらはある意味もっとも効率の良い一筆書きを考案してゆくゲームがあるのですが、その背景テーマをそのままにしたダイスゲームにしたのがこの「イスタンブール・ダイスゲーム」です。
ゲームの内容はまったく違うもので、運の要素がかなり低く設定してある(まったく運要素なしでプレイする事すら可能です)元祖「イスタンブール」に対して、ダイスゲームであるこちらはもちろんサイコロ運に大きく左右されるゲーム内容になっています。
そこまでまったく違うゲームでありながら、どことなく「イスタンブール」の雰囲気が残っているつくりになっているのが私としては素晴らしいと感じてしまいました。
ゲームの準備としてメインボードを中央において、そのボード上の所定の場所にルビー駒を配置してゆきます。
ゲームの勝敗はシンプルで、この配置されている多数のルビー駒を誰よりも早く6個集める事なのです。
自分の手番が来たなら専用6面ダイスを5個ふって、その出目を消費する形で2アクションまで行う事が出来ます。
6面にはそれぞれ「絨毯」「香辛料」「フルーツ」「指輪」「お金(2リラ)」「カード」の6つが描かれていて、とくに「絨毯」「香辛料」「フルーツ」「指輪」の4つは商品として重要な要素となります。
4つ商品出目は同一の出目が2個でその商品のチップが獲得でき、そのチップは消費する事でその商品の出目が出たものとして処理できて、それらのチップを上手に集めてゆくことがゲームの勝利に直結します。
メインボードには4種類の商品それぞれに所定の出目を揃えたらルビーがもらえるエリア、お金を集める事でルビーを貰えるエリア、特殊タイルを集める事でルビーがもらえるエリアなどがあり、各エリアともに獲得する毎に要求される要素が増加してゆくため、早く所定のものを集める事で得をするようになっています。
ダイスは基本的には5個しかふれませんが、各エリアの後半になってくると要求されてる商品出目が6個や7個になってくるので商品チップなしにはルビーは獲得出来ない構造になっています。
そしてルビーを集める事はもちろん大切なのですが、それ以外に6枚のタイルが常に表に用意されていて、そのタイルごとに4種類の商品のいずれかの組合せで獲得出来るルールとなっています。
このタイルは獲得すればゲーム終了までずっとその獲得したプレイヤーにボーナスを与え続ける為非常に有利にゲームを展開する事が出来るのですが、タイルを獲得する為に商品の出目または商品チップを消費してしまう為、それをルビーの獲得にあてるかどうかも悩む事になると思います。
ダイスゲームであるので運の要素は多分にあるのですが、商品チップや特殊タイルの効果などになって様々に作戦がねれる為に考えどころも多く、非常にプレイしていて楽しいゲームに仕上がっています。
しかもプレイ時間は30分弱くらいですので、つづけてプレイしたくなる面白さがあるとても良いゲームだと思います。
魔王の森で是非プレイしていってほしいゲームの1つです。
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