
今日のテーブルゲームのある風景は「グレンモア」です。
プレイヤーはスコットランドの領主となって、自分の領土をよりよく発展させてゆき、ウィスキーの生産量を増やし、人材を登用し、歴史的名所を整えるといった形でそれらを実現させてゆきます。
ゲームとしては中央のボードに円形にマス目があり、そのマス目にタイルを表向きに配置されます。
プレイヤーはタイルと同じようにマス目に各プレイヤー自分の駒を1つづつ配置して、さらに自分の手元にスタートタイルを置き、その上に管理者駒を配置してゲームが開始されます。
通常のゲームとちがって「グレンモア」では手番は時計回りに順番にまわってくるのではなく、中央のボードに配置した自分の駒が列の最後尾となったならは手番という形となります。
手番が来たなら時計まわりにいくらでも駒を進めて、好きなタイルを1枚だけ選んで獲得してから、そのタイルがあったマスに自分の駒を配置します。
そして、獲得したタイルをすぐさま自分の手元のタイルと並べて、道があるなら道とつなげ、河があるなら河とつなげ、何もないなら道にも河にも「つなげない」ように配置しなければなりません。
配置したタイルとその周囲隣接している(つまり接しているタイルで、斜め、つまり角が接しているものもカウントします)タイルの能力が稼働します。
能力はタイルにアイコンとして書かれていて、麦、石、木材、羊、牛などといった素材を生むものや、それらを消費して得点やウィスキーを獲得するものなど様々な効果があります。
さて、手番が来たならボード上のどれでも好きなものが獲得出来るのですが、あまりに先頭近くのタイルわ獲得してしまうと、「手番は常に最後尾の者が行う」のルールによって、自分の手番が回ってくるまでかなり時間がかかってしまいますし、その間他のプレイヤーがタイルを獲得していゆくのを見ているしかないという状況になります。
タイルの数をとれば良いというゲームでもないので、必ずしもそれが良くないわけではないのですが、タイルの獲得は同時に各タイルの能力起動でもある為、そうしたアクション数があまりに少ないと得点の機会も減らざる得ないのが難しい所です。
得点は3回の中間決算と、ゲーム終了時にもう一度計算されるのですが、中間決算ではウィスキー樽の数、特殊地形の数、登用した人材の数を自分と、全プレイヤーの中でもっとも低いプレイヤーとの数をくらべてその差値だけ獲得してゆくことになります(つまり自分がもっとも低い場合に得点は「0」となります)。
これはつまりトップになる事も大事ですが、3つの要素全てで2位に入るだけでもそれなり以上に点数が入る事を意味していて、バランスで点をとりにゆくのか、一点突破で点を取りに行くのか、プレイヤーの手腕しだいとなります。
基本的にはタイルを獲得して自分のタイルと連結させてゆくだけのゲームですので、ルールとしてはとても簡単です。
また、新しいタイルもめくり運があるため、運要素もきっちり入っています。
ボードゲーム初心者の方でも、また慣れている方でも楽しめるゲームですので是非プレイしてみて欲しいと思います。
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