
今日のテーブルゲームのある風景は「ロストシティ」です。
プレイヤーは探検家となって世界中に散らばる5つの遺跡を目指して地図を片手に探索に出かけます。
でも、道は険しく資金は限られています。
出発した以上はある程度の成果をあげないとパトロンからの資金援助が得られない為に赤字になってしまいますし、地図の断片は都合よく揃うとは限りません。
どの遺跡をめざし、ある程度の到達が望めない遺跡は諦めるバランス感覚が求められるのです。
ゲームとしては非常にシンプルなつくりをしていて、プレイヤーは5つの自分の駒をもってスタートして、自分の手番が来たら5つの遺跡を示している5色のカードのうち1枚をプレイするか、または手札を1枚捨てるかしたのちに山札、または他のプレイヤーが捨てたカードを1枚引くというアクションを繰り返してゆくだけです。
カードをプレイした場合はそのカードの色の遺跡のルートに自分の担当色の駒を1マスだけ勧めます(プレイしたカードの数字は進むマス目には関係ありません)。
ただし、カードをプレイするにはルールがあり、まず今まで自分がプレイしたカード色であればその上にプレイする必要があり(ですので個人の前には最大5色の列が出来ます)、かつ直前にプレイしたその色のカードの数字以上の数字のカードしたプレイ出来ません。
カードの数字は0~10まで各色2枚づつあります。
どの色の遺跡のルートをつかってもスタートからゴールまでは9マスあり奥にすすむほど獲得点数が高くなってゆくのですが、最終マスまでたどりつくのは容易ではありません。
その上スタートから3マス目までしか進んでいない状態でゲームが終了した場合、点数を獲得するどころか逆にマイナス点数のペナルティを受けてしまいます。
どの遺跡も6マス進んだ後に橋がかかっているのですが、その橋を越えたマスに全遺跡ルート合わせて5個目の駒が進んできた場合ゲームは終了して、各プレイヤーは自分の駒の現在地の点数を合計してゆきます。
これを3ゲームプレイしてその合計点を競うのです。
他にはそれ以外のルールとしてアミュレットを集めたり、直接得点になるマスがあったり、さらに自分の駒をどれでも1つ前身させる事が出来るマスがあったりといった効果があり、それらを駆使して点数を獲得してゆきます。
覚えるべきルールが本当にすくなくて、それがゆえにプレイヤーは全員ほぼ同じ立場でプレイする為、プレイヤーのプレイングの上手さとカードのドロー運が獲得点数に如実にあらわれます。
カードのドロー運は確かに大事なのですが、他のプレイヤーがプレイして進めている駒の色の遺跡を避けたり(そのプレイヤーはより多くのその色のカードを持っている可能性が高い)、アミュレットなどのその他の効果を上手に駆使したりといった形で、プレイングこそがこのゲームの勝敗を分ける要素であるのは間違いなく、シンプルであるがゆえにその上手さの差が出やすいと言えます。
ボードゲーム初心者から慣れたプレイヤーまで、だれでも楽しくプレイ出来るゲームですので、是非プレイしてみて下さい。
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