
今日のテーブルゲームのある風景は「アグリゴラ・ファミリーバージョン」です。
ゲームのテーマとしてはプレイヤーは農夫の一家を取り仕切る立場となって、畑を耕して種を植え、牧場を管理して羊やイノシシ、牛などを飼うとともに、家族を養う為に家を増築、改築し、食料を確保して、より多くの資産をもった農家を目指してゆきます。
ゲームシステムとしては非常にシンプルで、各プレイヤーは自分の農夫駒2つとその2人が暮らしている部屋2つをもってスタートし、自分の手番がきたならその農夫駒をメインボードのアクションマスに配置してそのアクションをするだけです(もちろん手元に農夫駒がなくなればパスをしてそのラウンドは終了となります)。
すべてのプレイヤーがパス抜けしたなら1ラウンドが終了して、それを14ラウンド行ったならばゲームが終了します。
アクションマスの内容についても分かりやすいもので、資産である木や葦や粘土を入手したり、羊などの家畜が入手できたり、麦の種が手に入ったりします。
もちろん、種を植える畑や、家畜を飼う牧場といったものも必要で、それらはタイルとしてやはりアクションマスを利用して獲得します。
ゲームは14ターンで終了するのですが、ターンが進むごとに選択できるアクションマスが1つづつ増えてゆき、多くの場合より有用なアクションマスが増えてゆく形となります。
そして、ターンの進行とともに特定のターンの終了時ごとに食料を必要として、それを家族の人数分支払う事が出来ないと得点に対するペナルティを負ってしまいます(ほとんど場合このペナルティは致命的です)。
植えた麦の種の収穫や、家畜が繁殖するといった作業もありますが、基本的なルールは駒を配置してアクションを1つ行うだけといったシンプルなもので非常に簡単です。
とはいえ、アクションマス自体はいくつもあり、勝ち方のルートもいくつもあります。
さらにアクションマスは1ラウンドに1回しか使用出来ない(つまり誰かが駒を置いたらそのラウンドはもうそのアクションマスは使用出来なくなります)為に自分の手番が来たときにどのアクションを優先するか大いにかんがえる事になります。
ゲームの終了時に獲得した資産である各種の駒とタイルがそれぞれ1点として数えるので得点計算も非常に楽になっています(農夫駒のみが1つ3点としてカウントします)。
このゲームにはその本家となる「アグリゴラ」という非常に有名なゲームがあるのですが、それを見事に簡素化しつつ魅力を損なわないバージョンとなっています。
ファンミリーバージョンの名の通りに子供さんでもルール自体を把握するのは容易でしょう。
とはいえ、プレイしてみれば分かるのですが、運の要素がほぼ皆無のゲームなうえにアクションマスが早いもの勝ちとなる関係から家族でプレイした時にほのぼのとした雰囲気になるものではないのではないのでは?と余計な心配をしてしまいます(笑)。
本家の「アグリゴラ」の方がまだ運の要素があると言えると思います。
とはいえ、シンプルなルール、分かりやすいプレイ感、そして何度もプレイしたくなる楽しさを完備しているゲームですので、とにかく一度プレイしてみてほしいお勧めのゲームです。
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