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テーブルゲームのある風景「ダイス・オブ・ザ・デッド、ボードゲーム」

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 今日のテーブルゲームのある風景は先日発売したばかりの「ダイス・オブ・ザ・デッド、ボードゲーム」です。
 わざわざ最後にボードゲームと記したのは、同名のTRPGが発売されていてかなり紛らわしいからです。
 紛らわしいとはいっても同じ会社から発売していてTRPGの世界観をそのままボードゲームに持ち込んだというのが正しいと思います。
 さて、TRPGからコンバートしてきたゲームだけあってこの「ダイス・オブ・ザ・デッド」は協力ゲームで、シナリオがいくつも用意してあり、各シナリオにしたがってボード上にゾンビを配置したり施設を示したタイルを配置したりしていきます。
 TRPGの世界観をもちこんでいるので、背景設定やシナリオとしての展開はお手の物という感じを受けてとても良い感じでした。
 ダイスをゾロ目のセットにして、一手番につき3アクションづつプレイしていくのですが、ストレスもなくスムーズにプレイは進みますし、シナリオに制限時間(ターン数で指定されています)が設定されていますので変な風にだれる事も少ないのではないかと思います。
 非常に楽しいゲームだし基幹システムも面白いと思うのですが、すごく残念なのは実際にプレイする時のやり辛さが相当あります。
 ダメージ受けるとプレイヤーはゾンビ化が進むとともにちょっとしたボーナスがあったりするのですが、それを5ミリほどのマス目が並んだ正方形のタイルの縦軸と横軸で表現して、小さなタイルを随時置き直す(ズラして)管理するのですが、マス目が小さすぎてちょっとタイルにカードがあたったりするだけで1~2点くらいずれてしまいます。
 このあたり二つのダイヤル式にして二重の同心円に窓を二つづつあけたものをつくればまったくプレイアビリティが違うのにと思ってしまいます。
 また、かなり薄い衝立で自分のHP/ゾンビ化ボードを隠してプレイする事を指示されているのですが、衝立の紙が薄すぎてくしゃみするだけで軽々と倒れてズレてしまいます。
 さらにゾンビ化するにあたってターンの終了時に告発ステップのようなもので他人をつるし上げにするのですが、個人的には意味がかなり薄くて、軽くカウント出来てしまう上に協力プレイかつTRPGの醍醐味として「俺はここまでだ、後は頼む」的な事を禁止(実際にルールブックで禁止しています)されていてはもやもや感が広がるばかりでした。
 プレイした方々の感想でも、そのルールは無視した方がテンポが良いというものばかりで、正体隠匿に食いつきが良い傾向に対する売りなのでしょうが、中途半端な嘘吐き騙し要素はだれてしまいがちでした・・・。
 むしろ途中でポロポロ手に入る勝利点を努力目標などという設定にするのではなく、個人で何点以上集めてクリアしないと脱落として、200点くらいで戦闘ダイス1個を振り直せるくらいにしておくと盛り上がれるのに、といった要素がいくつか散見されるシステムでした。
 まぁ、プレイするグループが勝手にオリジナルルールで楽しめばいいじゃんという事も出来るのですが、プレイのしやすさという点はもっと踏み込んで追求してあっても良いのではないかと思ってしまいました。

 ゲームとしては非常に面白い要素をもっていると私は思うので、是非プレイしてみてほしいと思います。
 ただ、オリジナル要素を入れてプレイした方が盛り上がれてしまうので、そのあたりきっちりやりたいプレイヤーさんには向かないのではないかな?とも思います。
 プレイして確かめてみてほしいゲームです。

 「魔王の森&テーブルゲーム倶楽部」は四日市の商店街アーケード街の中、三番街でボードゲームカフェとして子供から大人まで誰もがテーブルゲームを楽しんで頂ける場所として営業しております。
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 もちろん、ご自身のボードゲームを持ち込んで頂いてプレイするのも大歓迎です。
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 ※ボードゲームについてはあくまでボードゲームカフェとして営業しておりますので、魔王の森ではミニチュアゲーム以外の販売はしておりません、ご了承下さい。

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