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テーブルゲームのある風景「カルカソンヌ・農場」

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 今日のテーブルゲームのある風景は「カルカソンヌ・農場」です。
 ボードゲームとしてはかなり昔からあって、世界大会が開かれるくらい有名な「カルカソンヌ」のアナザーゲームというべきか新バージョンというべきかといったゲームで、ゲームのシステムそのものは本家「カルカソンヌ」とほぼ同じですが、得点方法が若干違います。
 また多数出ている本家「カルカソンヌ」の追加セットというのでは全くなく、完全に独立した一つのゲームとなっていて、むしろ本家「カルカソンヌ」に混ぜる事は出来ないのが「カルカソンヌ・農場」です。

 ゲーム内容としては「農場」の名の通り自分の農地を広げていきながら、放牧をして、地域を視察していく雰囲気です。
 システムとしては柵にかこまれた農地、道、家畜などが描かれた正方形のタイルを裏返してよく混ぜて山札にします。
 自分の手番がきたら、そのタイル山からタイルを一枚引いて即表替えして、すでにおいてある場のタイルにつなげます。
 この時、タイルに描いてある道や農地などが上下左右を見て矛盾なくつながっていなくてはいけません。
 つまり勝手に道を終わらせたり、柵に囲まれていない農地を完成させる事は出来ないわけです。
 この辺りはちょっとしたパズル的な要素で、上手につなげて広げていく楽しみがあると思います。
 さて、こうしてタイルを配置したならば、自分の作業員(4人持ってスタートします)か家(2つ持ってスタートします)のいずれか一つを今配置したタイル上に配置出来ます。
 この時作業員は道に配置するか農地に配置するかでその後の得点の処理が異なりますし、家を配置した場合ももちろん違います。
 道に配置した作業員はその道を伸ばすように自分が配置する毎にその方向へ前進して、1タイル進む毎に1点を獲得します。
 農地に配置した場合その農地が完成したなら農地を構成するタイル1つにつき2点を獲得します。
 この「完成した」という所がこのゲームのチャームポイントで、ちゃんと周囲を柵で囲まれた状態に上手にタイルを配置したときに初めて「完成した」状態になります。
 それまではどれだけ農地を広げても点数にならないのです(ゲームの終了時に一応半分の点数はもらえますが)。
 さらに「カルカソンヌ・農場」では農地を完成した場合、その農地のイラスト内に描いてある農作物のチットが獲得出来ます。
 農作物は5種類あって、それにかかしを入れて6種類存在します。
 それらはゲーム終了時に各1点となるのですが、かかしをジョーカーとして、農作物5つのセットをつくるごとに1セットにつき追加で5点を獲得出来るので、なかなかあなどれません。
 さらに家のコマについては配置すると、配置されたタイルと周囲1タイルの中に描かれている家畜の数だけゲーム終了時に点数がもらえます。
 こちらはなかなか大量得点をする事が難しくて、どちらかと言えば農作物の種類を集めた方が効率がよさそうな点数です。
 こうして作業員が敷地の道をテクテクと歩いて様子をみながら、農地を耕してちゃんと柵で囲んで、家(家畜小屋?)の周囲にちゃんと家畜を管理していたプレイヤーが勝ちとなります。
 のんびりとした牧歌的なイラストで、農場がだんだん大きくなっていくにつれてテーマにそって得点が獲得されていくので、非常に分かりやすいゲームになっています。
 得点計算やゲームの進行、プレイの方法もすごくシンプルにまとまっているので、まったくボードゲームをプレイした事がなくても2手順目くらいで自分がどうしたらいいのか自分で考える余裕が生まれて、ゲームを楽しんでもらえる良さがあると思います。
 タイル山からタイルを引いてくる為、都合よく道や農地がつながる絵柄のタイルを引いてこれるかは運になるのですが、そこもまた「ここで農場が完成するタイルこい!」といったノリで楽しくプレイする要素になっています。

 4人くらいでパーティゲームとして楽しくプレイする事も、タイルの絵柄を全部覚えて2人でガチプレイを楽しむ事も出来る、とても良いゲームだと思います。
 ちなみに本家「カルカソンヌ」とちがって平地での点数は家によるせいぜい10点程度しかないため、常に相手との点差が離れないようなプレイングにしないといけないガチプレイになって、点差を離されると逆転要素に乏しい非常に厳しいプレイを要求されてしまうようです。

 楽しくプレイする事も、競技的に楽しむ事も出来るとても良いゲームですので、是非プレイしてみて下さい。

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