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テーブルゲームのある風景「王と枢機卿」

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 今日のテーブルゲームのある風景は「王と枢機卿」です。
 10年以上前に発売されたゲームで、ルールも非常にシンプルです。
 ゲームの背景としては中世ヨーロッパを舞台としていて、ゲームボード上には色分けされた地図が描かれているのですが、馴染み深い地名が並んでいると思います。
 ゲームとしては3枚の手札が配られて、そのカードにはシンプルにマップの色分けされたいずれかの色が印刷されています。
 プレイヤーは自分の手番にカードをプレイしてそのプレイした色の地域に自分の修道院(家の形をしたコマ)を建設するか、枢機卿(円柱のコマ)を派遣する事が出来ます。
 この時同じ地域であるなら2つまで建設&派遣する事が出来るのですが、当然この場合は同じ色のカードを2枚プレイする必要があります(ちなみに同色のカードを2枚セットとしてプレイするなら、それは好きな色のカードとしてプレイ出来ます)。
 また修道院はボード上に印刷してある町に各1つしか建設出来ないのでおのずとその数には限度がありますし、枢機卿は実はその国に建設してある修道院の中で一番多く建設しているプレイヤーの修道院の数までしかその国の総枢機卿人数が派遣出来ない為、やはりおのずと限界があります。
 こうしてカードをプレイしたあと、再び3枚になるようにカードを補充して手番を終了します。
 山札が1回尽きた段階で中間の得点計算、そして捨て札をもう一度切りなおして再びゲームを続けて、2回目に山札が尽きた時にゲームが終了して最終得点計算となります。
 得点計算は修道院については各国で一番多く建設しているプレイヤーと二番のプレイヤーがそれぞれ所定の得点、そして枢機卿については隣り合った国(正直に言うと海路もあるので隣り合っているは語弊があるのですが)の両方で一人のプレイヤーが一番人数を派遣しているのならやはり所定の得点が入ります。

 ルールは(細かい部分を除けば)これでほぼ全てで、非常にわかりやすいシンプルなものなのです。
 でも、ゲームというのはルールがシンプルであるほどプレイヤーのプレイングに勝敗が依存する傾向が強いように私は思っています。
 このゲームはまさにその典型で、修道院をどの国にいつのタイミングで建てたなら一番多くなれるのか、特に修道院では2番手になっても状況によっては高得点が狙える為無理して一番にならないシーンも考えられたりしますし、枢機卿については繋がりのある二か国で一位になる必要がある為に限られた人数(コマ)をどこに割り振るかも重要な要素になってくると思います。
 テンポよくプレイすれば比較的短い時間(だいたい1時間以内くらい)で終われるゲームにも関わらず、思考性についてはかなり高いゲームで非常にお勧めです。
 戦略性の高いゲームをシンプルなルールで楽しみたい時に是非プレイしてみてほしいと思います。

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