
今日のテーブルゲームのある風景は「ル・アーブル」の2人専用リメイク版という感じの「ル・アーブル、内陸港」です。
2人専用ゲームというと似たゲームとして「アグリゴラ二人用」があるのですが、あちらよりも細かいチップ(家屋タイルなのですが)をかなりの量きちんとアルファベット順に並べて準備するのが大変だったりします。
ゲームの背景的には内陸港というくらいですから、湾岸港から町の中まで自分の所有権のある建物をたてて、その町での自分の家の発展を目指そうといったかんじだろうと思います。
実際にゲームの中ではAターンから始まってLターンまでの12ターンの全ターンに、指定された異なる家屋タイル(最初にアルファベット順に並べる必要があるのはこの為です)が場に提示されて、プレイヤーをそれを資材やお金で購入して自分用ボードに配置します。
配置された家屋タイルはそれぞれ資材やお金を生み出すのですが、それがどれだけの量生み出せるかは、何ターンその家屋タイルを使用しなかったかで決定されて、使用していないターンが長いほどより大きな効果を発揮出来ます(ただし5ターン続けて使用しないとその家屋タイルは自動的に売られてなくなってしまいます)。
この「使用する」という行為なのですが、実は自分が購入した家屋タイルではなく、相手の専用ボード上にある家屋タイルも使用出来てしまうのです。
ですのでより効果の大きな家屋タイルはさっさと使用しないと相手に利用されてしまう可能性が高くなってしまうため、どうしてもそこそこのタイミングで使わざる得ないというゲームバランスになっています。
この家屋タイルには得点も記してあって、最終的にはこの得点の合計と、最終的な所持金の合計をあわせたものが得点となり、大きい方が勝ちとなります。
実の所、この所持金が一金につき一得点なので効率が異様によくなってしまい、せこせこと資材生産の家屋タイルを購入するより、高い得点の家屋を購入して、相手の資材生産タイルを使わせてもらった方が圧倒的に効率的です。
とはいえ、当然相手も同じ事を考えるので「そろそろ資材生産タイルを購入しないんですか?」「いえいえそちらこそどうぞ」などという、相手に買ってほしいという不思議な状況がおきたりします。
すべてのタイルは公開情報ですので、運の要素はほぼ皆無といって良いゲームです。
眉間にしわをよわながら対戦相手の作戦を出し抜いて最善手をうつのが好きな方2人でプレイするにはまさに最適のゲームと言えると思います。
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