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テーブルゲームのある風景「ランカスター」

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 今日のテーブルゲームのある風景は「ランカスター」です。
 プレイヤーは100年戦争時代のイギリスの城主となり、自軍の騎士団を鍛えて国境を越えてくるフランス軍と戦いながら内政をととのえ、国土の議員達の信頼をえて自分の発言力をあげていく事になります。
 ゲームとしては、プレイヤーは各人自分専用の城ボードをうけとって、そこに城内タイルを配置する事で城での生産力をあげていきます。
 そして騎士駒を共通ボード上にある地方領に配置する事でそこの議員の信認を得るか、地方領毎に設定されているボーナスを得るかを選択します(ちなみにこの時に3金払うと両方の効果を得られます)。
 さて、スタートプレイヤーから順番に騎士駒を配置していくのですが、このゲームの面白い点は他のプレイヤーの騎士駒が置かれている地方領に自分の騎士駒を後からおいて、もとからいた騎士駒をそのプレイヤーの城に帰らせる事が出来るのです。
 この時の条件として相手の騎士駒よりも、後から置く自分の騎士駒の戦力が「より上」である事となります。
 城に帰らされた騎士駒はそのターン中に再び出陣して空いている、または自分より戦力の低い騎士駒が置かれている地方領に置く事が出来ます。
 さらにこの押しのけシステムを熱くしているのが、騎士駒には従者駒を好きなだけ付帯させて地方領に置く事が出来るのですが(あとから従者駒を足すことは出来ません)、押しのけられて自分の城に帰らされた騎士駒に付帯していた従者駒は破棄されてしまうのです。
 ですので従者駒を中途半端に付帯させて早い手番で地方領に派遣すると、後から押しのけられた上に従者駒を無駄に失ってしまう可能性があるのですが、同時に騎士駒そのもの戦力はさほど高くなくても、従者駒を十分に付帯させる事が出来たならば、敵プレイヤーの高い戦力の騎士駒を押しのける事が可能となります(もっともその場合はその高い戦力の騎士駒が再びそのプレイヤーの手番で派遣されてしまうのですが)。
 こうしてすべてのプレイヤーが自分の騎士駒を派遣し終わるまでターンが続き、それがおわったなら最後に地方領に騎士駒を配置していたプレイヤーがその地方領の効果を得る事が出来るわけです。
 この押しのけシステムだけでも十分ゲームとして面白いのですが、さらにこのゲームでは毎ラウンド3つの法案が議会に提出されます。
 それは特定の条件を満たしているプレイヤーが勝利点を得たり、従者を獲得したりといった内容のものなのですが、それが実際に施行されるかどうかをプレイヤー達の多数決(投票)で決めるのです。
 この時には投票権のキューブ駒が獲得している議員の数毎に毎ラウンド支給されるのですが、それを追加の一票として自分のYESかNOかに加えて良いのです。
 これによってまるでプレイヤーの人数だけ政党があるかのように多数派工作などの思惑が入り乱れる事になってきて、誰が得をするのか、どの法案を通したほうが自分にとって有利、または相手にとって不利に働くのかといった駆け引きが積極的に行われる事となります。
 ゲーム事態はたった5ターンで終わってしまうため、非常に濃厚な内容ながらもプレイ時間はなれたならば一時間半かからずに終わってしまう短さで、この手のゲームとしては何回も連続してプレイ出来る手軽さも大きな魅力となります。
 2人からプレイ出来るのですが、4人でプレイした時にこのゲームの面白さは一気に高まると思いますので、是非4人プレイで楽しんでほしいと思うゲームです。

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