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テーブルゲームのある風景「賽は投げられた」と今週末のイベントのご案内。

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 今日のテーブルゲームのある風景は「賽は投げられた」です。
 ゲームの名前の通りプレイヤーはカサエルとなってもっとも多くの名誉ポイントを集める事が目的です。
 プレイヤーは複数ですので、この場合のカサエルは皇帝と考えるより本来の意味通り、副官くらいの感じで良いように思います(なんとなく皇帝が何人もいたらイメージが合わないように思いません?(笑))。
 ゲームとしてはダイスを振って、それを条件にしたがって「神殿」「元老院」「砦」「市民広場」の四つの場所ボードのいずれかに配置します。
 一応五番目の場所として「公衆便所」が存在します。
 ダイスは各プレイヤー8個となっていて、自分の手番がくるたびに手元にあるダイスを全て振って、その中から必要な出目が出ているダイスをいずれか一つの場所ボードに置いていきます。
 「市民広場」を除くいずれのボードに置く場合でもすでに置いてあるダイスとまったく同じ組み合わせで置く事は出来ず、置いてある中で優劣を決める場合はダイスの数が多い方が優勢で、ダイスの数が同じであったなら出目の多きい方が優勢となります。
 「砦」と「市民広場」は一人のプレイヤーが複数のダイスセットを置く事が出来て、「元老院」と「神殿」には一人のプレイヤーは一つのダイスセットのみしか置く事は出来ません。
 誰か一人のプレイヤーが自分のダイス全てを置き終えて手持ちのダイスが「0」となったならラウンドは終了となり、特典の獲得判定を行い、5ラウンド行ったなら獲得した特典によって得られる名誉ポイントを算出して勝者を決めます。

 「元老院」は連番の出目(3,4,5とか2,3とか)を置く事が出来、置いてあるプレイヤーの中の一位と二位のプレイヤーだけが元老院タイルが得られます。
 元老院タイルはゲーム終了時にオープンとなり、名誉ポイントにボーナスを得るものと領土タイルのかわりとなるものなどの種類があります。
 「砦」はゾロ目の出目(1.1や4,4,4,4など)を置く事が出来、置いてあるプレイヤーの中の一位から四位までのプレイヤーが恩恵として領土タイルを獲得します。
 この場所ボードには一人のプレイヤーが二つ以上のダイスセットを置く事が出来ます。
 「神殿」は最初に置くプレイヤーは一個、次に置きたいプレイヤーは二個、その次は三個のダイスを置く事が出来て、それぞれ直前に置かれていたダイスの出目合計より多い出目合計になるようにしか置く事は出来ません。
 ここでは全員が神殿チップ(1~3点の名誉点をランダムに得られます)を獲得出来るのですが、最後に置いたプレイヤーのみが二枚のチップを得られます。
 「市民広場」ではダイスを1個だけ置く事が出来、出目の小さい方が常に優先される唯一の場所ボードです。 実はダイスを同時に二個置く事も出来るのですが、その場合は二個の出目合計が「5」にならなくてはなりません。
 配置出来るダイスの数はプレイ人数+2個までと決まっていて、もしも後からより小さいダイスを配置された場合、徐々にスロットはズレて配置されてしまい、最後には押し出されてしまうダイスが出てきてしまう形となります。
 こうして押し出されたダイスは「公衆便所」に配置されなおされてしまいます。
 「市民広場」では押し出されずにラウンドの最後まで場所ボードに残っていれたダイスの所有プレイヤーはダイス一個につき一枚の貴族タイルが獲得出来ます。

 このようにして「元老院タイル」「領土タイル」「貴族タイル」「神殿チップ」のポイントの合計がもっとも大きいプレイヤーが勝利となります。

 ダイスを振るゲームではあるのですが、各場所ボードにダイスを置く時に連番やゾロ目などすでに置いてある自分のセットに後付けで足していったり出来ますし、出目が小さい方が優位になる場所があったりで、色々と作戦が立てられます。
 そして何よりもダイスを使いきったならばそのラウンドは終了のルールを上手く利用して、より早くダイスを使い切ってしまって、他のプレイヤーがダイスをより多くのこしている状態で強引にラウンドを終わらせてしまい、より有利にもっていく事が出来てしまう為、他のプレイヤーの残っているダイスの数をチェックしながらプレイする必要性もある点がより駆け引きを要求してくれます。

 シンプルなシステムでプレイ時間も短いのですが、その間にきっちり駆け引きと逆転の要素、そして他のプレイヤーの思惑を読んで先手を打つ要素などがしっかりと入っているとても良いゲームだと思います。
 ボードゲームをしてみたいけど小難しいのはちょっとと思っている方などに是非プレイして欲しいゲームです。

【週末のイベントご案内】
 今週末の1月10日(日)は今年最初の「魔王の森・ゲームデイ」を開催致します。
 もちろん今年も「テーブルゲーム倶楽部」と合同開催でいきますので、ミニチュアゲームのフリープレイだけでなく、ボードゲームやTRPGを楽しんで頂けく事が出来ます。
 場所はシェトワ白揚文具館二階Aホールで、時間は13時から20時までとなります。
 会場費はお一人様500円で、入場や途中退場などの制限はないので、何時からでも、何時まででもお気軽に参加して頂ければと思います。
 ミニチュアゲームはウォーハンマー40000、エイジ・オブ・シグマーを中心にフロストグレイブなどでも遊べるように戦場をご用意しております。
 ボードゲームについては「テーブルゲーム倶楽部」より「マングロービア」「インペリアル・セントラーズ」「ロストレジェンド」「ギルドマスター」「ロココの仕立屋」「イスタンブール」「タケノコ」などを持っていきますが、店内取り扱いリスト(取扱いテーブルゲームのリスト)の中にプレイしてみたいタイトルがありましたら、ここの返信に書き込んで頂ければ喜んでご用意させて頂きます。
 皆様のご来場を心よりお待ちしております。

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