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今日のテーブルゲーム「シークレットムーン」

2015-06-14_21.40.02
 今日のテーブルゲームは先日の「魔王の森・ゲームデイ」でプレイされた新作ゲーム「シークレットムーン」です。

 日本人デザイナーのゲームで、正体隠匿系のゲームとなります。
 背景ストーリーとしては、ある国の姫が旅人と恋仲になり、夜毎暗い森の中で愛を語らうのですが、それを大臣が阻止しようと動き出すというもので、基本的には「姫陣営」と「大臣陣営」に分かれて、お互いに誰が誰かわからない状態のままスタートして、3ターン後にゲームは終了します。
 ゲーム終了時に姫と旅人の正体がばれていたら「姫陣営」の敗北となり、大臣がゲームから脱落していたなら「姫陣営」の勝ちとなります。
 登場人物としては「姫、旅人、僧侶」が「姫陣営」となり「大臣」が当然「大臣陣営」それ以外のプレイヤーは全員「兵士」となり「大臣陣営」となります。

 ゲームとして面白いのは、暗い森の中にそれぞれが隠れている設定なので、参加「プレイヤー」は会話する事が許されません。
 行動順は行動順カードが毎ターンくばられてその順番で処理していく事になり、「対象に誰かと質問する」「対象をかばう」「対象の正体を当てる」などといった行動が出来ます。
 ただし、先ほど言った通りプレイヤーは会話出来ないので、担当「キャラクター」として、設定された質問(「そこにいるのは何者か!」)をして、質問された方はキャラクター毎に決められているセリフで返答する(「バカ者わしは大臣じゃ!」などそれぞれ決まっています)事で正体を把握していく形となっています。
 しゃべるのが得意ではないプレイヤーでも、これなら参加出来るし、人狼などでよくおこる「しゃべらない奴から吊るし首」といった強引な初見殺しも起こりません。
 そして、決められたセリフを気分たっぷりに言うのは声あてをしているみたいで、なかなか楽しいものです。
 また、デザイナーさんも意識されたそうですが、キャラクターが脱落する時に「死」んだり「処刑」されたりといった殺伐としたものにしたくなかったそうで、「シークレットムーン」はあくまでファンタジー世界で姫様と旅人が恋中になり、おせっかいな大臣がそれを邪魔するディズニー的なふんわりした世界感にしてありますので、正体をあかされた姫は大臣に大目玉をくらうだけですし、脱落する大臣も単に一杯食わされただけとなるあたり、個人的には好感がもてますし女性プレイヤーの評価も高かったです。

 しかしながらこの日のメンバーではちょっとこのゲームは相性が悪かったようです。
 何しろ会話による誘導的なものがない関係上、科学では証明されていない「勘」が極端に鋭い人がいると、その人間性能を阻むルートがなく(笑)異様な確率で、「姫」と「旅人」をピンポイントで安々と当ててしまうです(笑)。
 3回プレイしてみたのですが、常に3ターンまで続かず、長くて2ターン目に「姫」と「旅人」が当てられてしまうというなかなか「姫陣営」にとってハードなプレイとなっていました。

 とはいえ、ゲームのシステムはなかなか面白いものですし、色々と対策したり駆け引きしたりする要素が多分に含まれているので、また違うメンバーでプレイしてみたいと思います(笑)。

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