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マーダーミスタリー会「マーダーミステリー・オブ・デッド」

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 今回のイベント報告は毎月第一と第三日曜日に開催しているマーダーミステリー会から「マーダーミステリー・オブ・デッド」です。
 マーダーミステリーは様々なバリエーションや楽しみ方があるもので、ボードゲームやTRPGなどを楽しまれている方だと「名前は聞いた事があるけど、結局どんな遊びなの?」という感想が正直な所になっている方がかなりいらっしゃるのではないかと思います。
 ざっくり言うと、ゲーム開始時に渡されたキャラクター設定に基づいて、参加プレイヤーの中にまじっている「犯人」を会話や提示される状況証拠や証言などによって見つける遊びとなると思います。
 なりきり遊びではないので、無理に演技する必要はないですし、多くの場合犯人を見つける以外の設定をもっているキャラクターもまじっているので、犯人追及に犯人以外すべてのキャラクターの設定が一致団結するわけでもないという各個人の思惑がキチンと絡むように出来ているのが一般的です。
 各プレイヤーには設定による達成すべき目標やそれによる点数が設定されていることが多く、犯人担当になったものは犯人であると指定されなければ1位になれるくらいの点数設定になっていて、独自の得点方法を持っているキャラクターも犯人を当てないことには勝てないようなバランスになっていて、でもそこまで積極的ではないから犯人だと疑われるリスクも背負っているなどといった相関図があるといえば伝わりますでしょうか?
 人狼のように状況証拠などの論理的な解決を持たないわけでなく、TRPGのようにキャラクターの気持ちやその後の生き様を共に体験するといったものでもないし、なりきり遊びのように勝手に設定を盛るものでもない、という遊びだけど、そういった要素を少しだけづつ持っている遊びとなります。

 なかなか似ている遊びが無いため、ある意味において唯一無二の遊びのスタイルとも言えて、コナンや金田一少年の事件簿のような状況のキャラクターであるかのような設定で犯人探しをするので、好きな方には本当に楽しい遊びだと思います。

 ではなせどんな遊びか伝わっておらず、興味はあるけど訳わからないからプレイはちょっと、といった状況になるかといえば、まず第一に謎解き的な要素が強いので同じシナリオでは一度しか遊べないという点です。
 これがどう面白かったかをネタバレになってしまう可能性から未参加の方に説明しにくくなってしまっているのが大きな要因だと思います。
 そして第二に、サークルやフリースペースなどでプレイするにあたり、違うメンバーでプレイするなら貸し借りするのではなくもう一回同じものを買いなさいという制約を人為的につけてしまった点だと思います。
 もちろん著作権の事からコピーして配布などは言語道断ですが、サークルやフリースペースで遊ぶのに、持っているのに改めて買いなさいとなると、「楽しかったからやってみない?」という連鎖やオススメなどが非常にし辛くなってきます。
 これは製品版でマーダーミステリーが流行り始めた頃にかなり強く喧伝してしまった事もあり、同人シナリオでも多くが追随してしまっています。
 もちろん勇気ある同人サークルさんなどはそうした制限をしませんとして下さっている場合もありますが、それは本当に一部です。
 こうなると知ってる者だけがプレイしていて、非常に偏った遊び方だけが幅をきかせてしまって多様化できない土壌になったり先鋭化してしまうケースがおきてしまう可能性が往々にしてありますし、遊ぶ機会もどんどん縮小してしまいます(実際マーダーミステリー会をしていて初めての方に「演技しないとダメなんでしょうか?」などとと質問されたことも一度や二度ではありません。 演技はオーディエンスがいて初めて成立するので、なりきり遊び的な要素を強く押し出すプレイスタイルも大いに認めますが、強制されるものではないはずです)。
 この「マーダーミスタリー・オブ・デッド」はそうした状況に一石を投じる形となっていて、二つ買いなさいの制限が明記されていません。
 そうする事で本当に売上げが極端に下がるのかを実験したい思いもあるように聞いています。
 ずっと以前になりましすが、ネット上で無料で小説や漫画の連載を掲載する形がとったとき、そんな事をすれば本や小説が売れなくなるだろう!と言われて、それでもネット漫画やネット小説がくじけずに続けた結果、今のようにネット漫画はジャンプをはじめ多くの出版社が実施するにいたりました。
 まずはマーダーミステリーという遊びをオープンにして、その遊び方や遊びの楽しさを広めてプレイ人口を増やしていく事の方が私は大切だと考えていますので、今回のような試みは心から応援したいです。
 そして、ちょっと色物っぽいタイトルではあるのですが、この「マーダーミスタリー・オブ・デッド」の内容はかなり基本的なスタイルで初心者でも本当に素直に楽しんで頂ける良いシナリオです。
 是非プレイして体験してほしいです。
 また魔王の森では初心者である事を前提にプレイサポートも含めて参加者の皆様に楽しんで頂けるように心掛けた集まりとなっていますので、興味のある方はお一人からでも大歓迎ですので、是非お気軽にお声がけ下さい。
 とても素敵な遊びなので、是非皆様にご提供出来ればと思っております。

「魔王の森&テーブルゲーム倶楽部」は四日市の商店街アーケード街の中、三番街で「お洒落しないで普段着で気軽に利用出来るボードゲームサロン」をテーマに、子供から大人まで誰もがボードゲームを楽しんで頂ける場所として営業しております。
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 料金は3時間500円で、以後1時間毎に+100円(ただし800円上限で、それ以上はかかりません)で店内にある約1000タイトル以上のボードゲームをどれでも好きなだけ遊んで頂けます(たまに質問されるのですが、それ以外の追加料金等は一切ありません。より多くの方がボードゲームに親しんで頂けるように価格を安く設定させて頂いております)。
 ボードゲームに興味はあるけどプレイした事がないという方でも、店員が丁寧にどのゲームでもルールや遊び方を説明しますし、グループでこられた場合などでも遊んでみたいゲームの雰囲気やニュアンスを言って頂ければ、プレイ人数や時間などに応じてゲームを紹介、ご案内させて頂きますし、そういった相談も喜んでお受けいたしております。
 もちろん、ご自身のボードゲームを持ち込んで頂いてプレイするのも大歓迎です。
 お一人でもグループでも、是非お気軽にボードゲームを楽しんでいってください!
 また、毎月マーダーミステリー会を開いたり、TRPGのセッションとして場所を提供したりしておりますので、是非ご利用下さい。
 ※ボードゲームについてはあくまでプレイ空間として営業しておりますのでボードゲームの販売はしておりません、販売についてはミニチュアゲームのみとなっておりますので、どうぞご了承下さい。

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