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テーブルゲームのある風景「タペストリー」

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 今日のテーブルゲームのある風景は「タペストリー」です。
 ゲームのテーマは文明や文化の発展をテーマにしていて、プレイヤーは自分の国がどのような方面を重視して発展を遂げてゆくかを選択して、メインボード上で自国の領土を広げてゆくのですが、陣取りとしての要素は得点獲得の一要因でしかなくて、自分の首都だけしかなくても、ある意味ゲームをする上で何の問題にもならないくらいの重要度です。
 個人ボード上ではその首都自体がどれだけ発展しているかを、さまざまな立体的な駒を配置してボードのマス目を埋めてゆくのですが、この駒がどれも始めたら色がペイントしてある建物のミニチュアで、大きな屋敷や塔、展望台や、はてはスペースシャトル発射台なんてものまで様々なものが用意されています。
 カードによる特殊効果、自分の個人ボードと自分専用の文明カードの効果、陣取りの要素、ボードのマス目を埋めるパズル的な要素、「タペストリー」はそれらを利用して文明発展をテーマにしているゲームなのですが、その最大の魅力はこれだけの要素を「びっくりするくらいシンプルなルールにまとめあげている事」だと思うんです。

 ゲームのシステムなのですが、上記のような様々な要素があるにも関わらず、じつは自分の手番にする事は「探検」「技術」「科学」「戦争」の4つのテーマにわかれているアクションのどれかを選んでマス目を1マスだけ進ませるだけです。
 各テーマについてはメインボードの外周4辺をつかってメーターにようにスタートからゴールにむかってマス目で区切られていて、各マス目にはそのマス目に自分の駒が進んだ時の効果が記号によって表記され、さらにそのマス目に入る為の必要な資源コストが示されています。
 資源についてはラウンドの開始時にそれぞれのプレイヤーの個人ボードで示されている分だけプラスされて、現在4つある資源のうちどれをどれだけもっているかも個人ボードで管理できるようになっています。
 4つのテーマはそれぞれ「探検」はメインボード上でマップタイルを配置する、「戦争」はそのマップタイルに自分の国の駒を置いて領土とする、「技術」はカードを獲得して、それの効果を使えるようにする、「科学」は他の3つのテーマのマス目を進ませる効果というような内容でざっくりと別れていて、プレイの指針にもなっています。
 「探検」によってマップタイルを配置する事と「戦争」によって領土を拡大する事が点数に直結しやすく、「技術」と「科学」はそのサポートといったイメージでプレイするとプレイがしやすくなっていて、さらにラウンド終了ごとに得点が中間決済として入ります。
 ラウンドの終了についても特徴があって、自分の手番にこれ以上資源がないとうでどこのマス目も進められないと判断したなら(または進ませても得がないと判断したなら)そのプレイヤーの手番を使って、そのプレイヤーだけがラウンドを終了させて資源を獲得て中間決算によって得点を得ます。
 このは他のプレイヤーになんら影響をおよぼすものではないのが特徴です。
 ですのでこのゲームでは参加プレイヤーは同じラウンドをプレイしているのではなく、ゲームの終了のラウンド数もプレイヤーによって異なります。
 あるプレイヤーはまだ1ラウンド目をプレイ中なのに、他のプレイヤーは3ラウンド目をプレイ中なんてことも起こりうるわけです。
 もちろん、全員がゲームを終了した時点で順位を決定するので、かならずしも早くラウンドを進めたほうが良いわけでもありません。
 かといってただひたすらにラウンドを長引かせるためだけのプレイが得なわけでもないのです。
 ボードをひろげたり準備をしたりする様子をみるとプレイするのが非常に困難なゲームに見えますが、実際にプレイすると思っていたよりプレイしやすいようにすっきりとしたシステムになっているので、あまりボードゲームになれていない方でも挑戦してみてほしい魅力あふれるゲームです。
 是非、さまざまな要素がはいっているこのゲームで、自分の国を発展させてみてください。

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