今日のテーブルゲームのある風景は「呪術トリック」です。
この作品はいわゆる同人ゲームなのですが、昨今の同人ゲームは箱や内容物も企業商品とほとんど遜色ないものが本当に多くなってます。
このあたりは同人誌の歴史を振り返っても、ユーザーが増えれば製作者も増え、製作者が増えたならば制作現場も委託を受けてという流れが大きくなるほど見た目のクォリティはガシガシ上がっていきます。
まして現代のスピード感では同人誌の多くがが商業誌のクオリティを手に入れたスピードの倍以上のスピードで手に入れて行くのでしょう。
とはいえ、ゲームの内容については一気にクオリティが上がるなんて事は難しく、全体として徐々に切磋琢磨している真っ最中だと思います。
今回の呪術トリックはそうした中の1つの素敵な回答だと思っています。
ゲームとしては4色1から14までがかく1枚のカードをプレイ人数に応じて所定の枚数に減らし、それを配りきります。
そして、スタートプレイヤーがカードを1枚自分の前にプレイします。
以後右隣から1枚づつカードをプレイしていくのですが、まずスタートプレイヤーが出したカードと同色のものかつ、より大きい数字である必要があります。
それがだせない場合は違う色をしますが、勝敗に残ることは出来なくなります。
そして、1まいづつ出したなら1ラウンドが終わりプレイに勝ったプレイヤーが今、場にプレイされたカードは全て勝ったプレイヤーのものとなり、そのスタートプレイヤーになり再開します。
獲得したカードはその数字に関係なく1枚1点になります。
ただし、勝った場合はいまプレイしてカードが呪いカードなります。
これが増えてゆくと良くないことになり、この部分こそがこのゲームのオリジナリティがキラリと光る部分です。
呪いカードは同色がなる事はないため、赤の呪いの時には赤であれば勝っても問題ないのですが、青で勝つと2枚目の呪いカードを獲得してしまいます。
1枚の呪いカードだけなら、その色での獲得カードは得点できず、2枚持つとゲーム終了時に何枚のカードを獲得していても0点となり、3枚以上だと得点がないばかりか、-6されてしまいます。
更に誰かが3色獲得した瞬間にゲームは終わってしまいます。
それなら勝たなければ良いのか?!というとそうではおりません。
勝たなければカードの獲得がない為、当然得点はえられません。
ではどうするかというと、呪いカードを持っているプレイヤーはスタートプレイヤーでないときに、スタートプレイヤーが指定した色をプレイしつつ、その中で最低値のカードをプレイしていれば呪いカード1枚を自分の獲得カードに入れる事ができます。
つまりこのゲームでは、最初に手札を配られた段階で勝てる色をチェックするとともに、その色できっちり負ける事が出来るかどうかもチェックする必要があります。
さらに通常のトリックテイキングでは自分の持っている色が全体の過半数近ければ一気に勝負を決めてしまえますが、このゲームではその後で負けれなければなんの得点にもならないし、他のプレイヤーは意識してトップのプレイヤーに呪い状態することがかなり容易なのも魅力です。
基本のルールはいわゆるトリックテイキングそのものですが、呪いカードによって見事に新作になっていて、しかもかなり楽しいです。
トリックテイキングになれている方も、初心者の方も是非一度プレイしてみて欲しいとなり。
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