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テーブルゲームのある風景「アメン・ラー」と今週末のイベントのご案内

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 今日のテーブルゲームのある風景は「アメン・ラー」です。
 プレイヤーはナイル河両岸の土地の権利を競り合い、そして自分の土地にしたならばその土地に偉大なるファラオの功績を讃えるべくピラミッドを建築してゆく事が目的です。
 より民達があつまる場所に後世にわたって讃えられるピラミッドをたてる為には肥沃な土地をみつけ、そこに民を住まわせ、農地を開拓してより多くの実りを得る事が必要になってきます。

 ゲームとしてはプレイヤーは最初に所持金を資金カードによって得て、さらに特殊効果をもっているカードも配布されます。
 この資金カードと特殊カードの裏側は同じ柄になっていて、手札の枚数によって所持金をやや推し量りづらくしています。
 そしてメインボードを広げて、プレイ人数に応じて区画カードを規定の枚数用意します。
 区画カードはメインボードで区切られている各地域の名前が書かれていて、1地域につき1枚のみ存在しています。
 この区画カードをランダムに選んで山札にしておくことで、今回のゲームで使用される区画が分からないようになっているわけです。
 ゲームが始まりましたら、まず区画カードをプレイ人数分めくります。
 そしてスタートプレイヤーから順に、自分の駒1個を欲しい区画の区画カードの所に配置するのですが、各区画カードにはカード周囲に数字が描かれていて、そのいずれかの数字の場所に配置する事で、その区画についていくらで購入するかを示すようになっています。
 次のプレイヤーはまだ誰も所有権を主張していない区画カードに自分の駒を配置するか、すでに駒が配置してある区画カードの、より大きい数字の所に自分の駒を配置するかを選んでいきます。
 自分が配置した区画カードに他のプレイヤーがより高い金額で配置してきたなら、その区画は明け渡し(実に潔いゲームです(笑))、他の空いている区画に行かなくてはいけません(つまり、明け渡したプレイヤーはより高値をつけ直したり、他のプレイヤーが配置している区画カードへ配置する事は出来ないのです)。
 こうして全員が自分の駒1個を各区画カードに配置したなら、自分が配置した金額の分だけ資金カードをつかって払わなければなりません。
 そしてその後、手に入れた自分の区画に対して民を迎えたり、ピラミッドを建設したり、特殊カードを獲得したりといった事をするのですが、迎える民の数や特殊カードの獲得枚数については各区画によってその上限が決まっていますので、区画獲得の時にはよく見て考える必要があります。
 いずれの行為も資金が必要なため、あまり高額で区画を購入してしまうとその後が非常に苦しくなってくるので注意が必要です。
 それを終えたら神への供物の時間です。
 これにも当然のように資金が必要になります。
 この供物の総量によってそのラウンドの農地の取れ高が決定されますし、もっとも多くの供物をささげたプレイヤーは次のラウンドのスタートプレイヤーとなります。
 供物の総量によって農地の取れ高が決定したなら、民が管理している農地の数だけ取れ高に応じた資金が手に入ります。
 基本的に資金を入手できるのはこの時だけになりますので、より多くの資金を入手しておきたいものです。
 これを規定の回数繰り返して、最後に得点計算を行います。
 得点は自分の土地のビラミッドの数や、神殿によるもの、さらに特殊カードの得点カードによるものとなります。

 このゲームの特徴的なものであり、面白い部分なのはこの後で、全ての区画カードを回収してよく混ぜて再び山札をつくり、すべてのプレイヤーの駒を手元に回収します。
 メインボードはスタートの状態にもどるわけですが、違うのは土地に得点源であるピラミッドが建設されたままになっている事と、プレイヤーは今回のゲームでどの土地が使用されるか知った状態になっている点です。
 この状態から再びプレイヤー人数だけ区画カードを表にして同じ事を行ないます。
 以前自分が育てた得点がとれる区画も、競りによって第二ターンは他のプレイヤーのものになってしまうかもしれない訳です。
 当然そうはさせじと動くわけですが、肥沃かつ得点源にもなるとなると他のプレイヤーも獲得したいですから、高額をつける必要が生まれてくるという事になります。
 この第2ターンが面白く、それがわかった上でゲームを進行していると第1ターンから駆け引きが始まっていたりします。
 かならずプレイヤー人数分の区画カードが表になって、そのうちどの土地が手に入るかを争い、肥沃とは言えない区画を入手しても育ててあげたり、得点源にしたりは出来るので、競り要素のあるゲームであるにもかかわらず意外なほど気軽にプレイ出来ます。
 ボードゲームをあまりプレイした事がなく、競りゲームなど初めてという方にも十分に楽しんで頂けると思うので、是非プレイしてみて欲しいと思います。

【今週末14日のイベントのご案内】
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 今週末の7月14日の日曜日は「魔王の森・ゲームデイ」を開催致します。
 場所はシェトワ白揚文具館二階Aホールでいつも同様ミニチュアゲームとボードゲームの合同イベントです。
 時間は13時から20時までで途中の出入りは自由です。
 会場費として500円をお願いしておりますが、お車でお越しの場合はシェトワ白揚書籍館の方の駐車場におとめ頂いて駐車券をお持ちくだされば一日無料に出来ます。
「テーブルゲーム倶楽部」と同時開催となりますので、ボードゲームのフリープレイも卓をご用意しており、自由に遊んで頂けます。
 当日は「ブラッドレイジ」「ジェンティス」「それはオレの牧場だ!」「ヌースフィヨルド」「商売往来」「ラスベガス・ロイヤル」「ソレニア」「クアックサルバー」「ゲスクラブ」「ラマ」「テキサスショーダウン」「コール・トゥ・アドベンチャー」「パール」「知略悪略」などをお店より持っていきますが、持ち込みももちろん大歓迎です。
 また、事前にご連絡頂ければ当店リストのゲームであればよろこんでご用意しますし、ボードゲームをプレイした事のない初心者の方でも、よりプレイしやすいゲームをご案内して丁寧にルールを説明しますのでお気軽に参加して下さい。

 ミニチュアゲームはウォーハンマー40000やエイジ・オブ・シグマーのフリープレイが中心で、ウォーハンマー40000は「キルチーム」エイジ・オブ・シグマー「スカーミッシュ」という小規模戦闘をテーマにした基本ルールの発売によって非常に面白いゲームをさらに手軽にプレイ出来るようになりました。
 イベントではアーミーの組み方やルールの注意点などの質問も受け付けておりますので、どうぞお気軽にお声掛けして下さい。
 また、事前にご予約を頂ければミニチュアのペイントコーナーなどもご用意しますのでお気軽にお申し付け下さい。
 もちろん、テレインを配置した戦場をご用意しておりますので自由にプレイして頂けますし、体験プレイも随時受け付けております(体験プレイについては事前にメールやここへの書き込みで十分ですのでご連絡下さい、当日ですとお受け出来ない事があります)。

 皆様のご来場をこころからお待ちしております。

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