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テーブルゲームのある風景「ThreeMagic(スリーマジック)」

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 今日のテーブルゲームのある風景は今月25日から開催されるゲームマーケット2019春で新発売予定(ブースはS08)のまほろば様の「THREE MAGIC(スリーマジック)」です。
 発売前という事で試遊させて頂きました。
 プレイヤーは火、水、木のいずれかの魔法の学派にぞくして霊脈の優先権を得るべく魔法の儀式において他の学派を上回る成果をださなくてはなりません。
 その為に魔力を操り、誰もが納得できる呪文を織り上げなくてはならないのです。

 ゲームとしてはより端的にいうと3人限定にしてカードを使用した変形麻雀というのが一番しっくりくると思います。
 カードは赤、青、緑(それぞれ火、水、木を表現します)が0~4まで各4枚づつの60枚を使用して、それを各プレイヤーに8枚づつ配ります。
 そして、山札から1枚引いて手札に加えて規定の状態になれば上がりとなって他のプレイヤーから得点を奪ってこれて、上がれなければ手札から1枚捨てて次の手番を回し、誰かが上がるまでこれを繰り返します。
 規定の形とは手札9枚を3枚づつのセットにして、それぞれ同色のカードで数字順(123や432など大きくでも小さくでもよい)になっているか、同色かつ同数であるかを満たしている事を条件とします。
 そして、このゲームを面白くしているのは最初に配られた手札は以後勝手にはその順番を入れ替えてはいけないという制限がある事です。
 この為、手札全体としては同色同数字が3枚揃っていたとしても、それが上手く3枚セットになれるように並んでいる必要があるわけです。
 引いてきたカードは手札のどの位置に入れてもよく、その後捨てるカードもどの位置からでも捨てて良い為、ある程度の時間をかければどんなに離れた場所にあるカード同士でも隣り合わせにする事は出来ますが、あまり非効率な事をしていると他のプレイヤーに先にあがられてしまいます。
 麻雀と同じようにリーチやポン、チーといったルールはあるのですが、その細部が微妙にちがっていて、ポンやチーにも供託金への支払いが発生するのが面白いですし、リーチをした者でかつポン、チーをしていない者のみが供託金を取得出来るとしている点もゲームを盛り上げてくれます。
 こうした麻雀的なゲームはすずめ雀やカード合わせという面ではラミィ17などが個人的には比較対象となるゲームだと思っているのですが、この「スリーマジック」はこの二つの間的なゲームではないかと思います。
 すずめ雀をプレイしてる方で麻雀を知っている方はまず間違いなく「ポンをさせて!ダメならせめてリーチを」という言葉を言いますが、このゲームではそれを可能にしてくれています。
 また「ラミィ17」も手札をランかセットにするゲームですが、場にあるカードに追加してゆく事で手札をなくしてゆく(役をつくるのではない)ものを最後まで手札を全て持った状態にしている点で大きく違います。
 ルール自体は本当に簡単ですし、手札の位置を勝手に入れ替えてはならないというルールのおかけで、ちょっとしたパズル要素や取捨選択の要素を持ち込むスパイスにしてあるので、プレイしていて考え所はあるものの、決して難しすぎず、カードの構成要素も少ないので、自分が必要とするカードが出てくる確率はどれくらいかを容易に把握する事が出来るようになっています。
 3人限定のゲームで、スタートプレイヤーは各プレイヤーが2回づつ行う事を推奨していますが、最初の所持得点の関係上、ちょっと上手くカードが引けたケースを2回つづけられると一気に持ち点が0付近までいってしまう為、2周持たないケースが見られました。
 とはいえ、それだけ派手な点数のやりとりがあるので爽快感はかなりあると思います。
 個人的にはせっかくここまで麻雀を見直したのだから、2色カードのようなものを用意してもよかったのではないかな、などと思ってみたりしたのですが、デザイナーさんはすでに試されていてそういったものを入れるとバランスが悪くなるのかな、などと色々と想像したりしてしまいました(笑)。
 ちなみに、上がった時の得点計算については各個人用に計算ボードが付属していて、それが非常に使い易いのがありがたかったです。
 こうした付属物はプレイする人の事を良く考えておられると感じました。
 山札からカードを引いて来て上がる場合と他のプレイヤーが捨てたカードで上がる場合で得点が異なるのですが、それについてどの属性がどの属性の弱点かが計算ボードに書いてあればパーフェクトだったと思います。

 非常に遊びやすいゲームですので是非遊んで欲しいと思います。
 魔王の森ではルールの説明ももちろんさせて頂きますので、是非チャレンジしてみて下さい。

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