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テーブルゲームのある風景「パンデミック・ローマの落日」

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 今日のテーブルゲームのある風景は「パンデミック:ローマの落日」です。
 ボードゲームのスタイルとして、参加しているプレイヤーが全員仲間で、ゲーム自体が提示するミッションやシナリオをクリアする事を目的とする協力ゲームと呼ばれるものがあります。
 参加プレイヤーは全員が仲間ですから、勝利する場合は参加者全員が勝利を分かち合い、敗北する場合も全員が同時に敗北する事になります。
 いってみれば昨今少し流行っている脱出ゲームにチームで参加するようなイメージで良いと思います。
 チームメイト全員が目標をクリアしないと脱出した事にならないという感じです。
 「パンデミック」はそうした協力ゲームのタイトルの中でも有名なものの1つで、もともとは世界中に疫病が拡大してしまい、それをプレイヤー達は抑え込み、ワクチンをつくり人類を救うのが目的のゲームでした。
 そのシステムをもとに現在は様々なバージョンが出ていて、今回のタイトルであるローマの落日は最早なにがパンデミックなのか分からないくらい病原菌とは関係ないテーマになってしまってます(笑)。
 ともあれ、ローマの落日というテーマにそってなかなか趣向のこらした形でシステムが変更されていて、非常に面白いゲームになっています。

 プレイヤーはローマ軍の様々な役職の中からランダムに選ばれたものとなって、四方から攻め寄せる蛮族達の侵攻をくいとめながら和平交渉を行ない、全ての蛮族と休戦協定を結ぶことに成功したなら勝利するというものです。
 バンデミックシリーズの基本的なゲームシステムとしてはメインボード上に点在する都市名がかかれたカードが入っているだけの山と、それに加えてイベントカードが入っている山の二つを用意して、イベントカードが入っている山のほうはだいたい5当分した後で、その各山に問題発生カードを一枚づついれてからよくきり、その5つの山をつんで一つの山札にするという用意をします。
 毎手番終了時にはイベントカードが混ざっていない方の山札をめくり、そのめくられたカードに描かれている都市に除去すべき目標キューブが配置され、一つの都市に一定量キューブがたまると、そこから周囲に一気に飛び火してゆくというシステムをもっていて、さらに問題発生カードがはいった山札の方から各プレイヤーの手番終了時に規定の枚数のカードを引いて手札にしてゆくのですが、もしも問題発生カードをひいたならば、イベントカードが混ぜられてない方の山札の今までめくった都市カードをよくきってから山札の上にもどして、以後再びめくってゆくので、今までキューブがたまっているハズの都市にさらに追加されてキューブが増えてゆく事になってしまうというのがパンデミックシリーズの基本的なルールです。
 ローマの落日では、単純に都市にキューブが増えるのではなく、5つの蛮族の本拠地からゲームボード中央付近にあるローマにむかって進軍してくるというルールが追加されて、参加プレイヤーはその侵攻を遅らせつつ、各蛮族と和平交渉をする為のカードを手札にためてゆかなければならないのです。
 この「蛮族の侵攻」がなかなか良く出来たルールになっている為、プレイヤーはローマを守っている感じがよく出ていて、さらに進軍してくる蛮族駒を撃退する為に専用に用意されているサイコロを振って判定する為、先が読み切れず非常に盛り上がります。
 パンデミックシリーズはあまりにいくつも出ている為、どれをプレイするのか悩んでしまうのですが、この「バンデミック:ローマの落日」はそのテーマとシステムが上手にマッチしていて、難易度もまずまずですので挑戦しがいのある強力ゲームとしておすすめです。
 是非ローマを守りとおしてみて下さい!

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