今日のテーブルゲームのある風景は「知略悪略」です。
4人からというなかなか珍しいカードゲームで、4色からなるカードのうち、2色だけを獲得出来るようにカードをプレイしてゆく事を目的とします。
ゲームとしては4色1~21まで(プレイ人数によって所定のカードは初めから抜かれます)のカードを全てプレイヤーに配ります。
そしてスタートプレイヤーから順番に1枚づつ手札を表にしてプレイして、全員プレイしたら各プレイヤーが自分の前に出したカードについて優劣を決め、一番だったプレイヤーが場のカードの中から半分のカードを獲得し、残りの半分は最下位だったプレイヤーが残りの半分を獲得しなければなりません。
カードの優劣についてはスタートプレイヤーがプレイしたカードの色のみを基準としてもっとも数字の大きいプレイヤーとなります。
最下位についてはスタートプレイヤーがプレイしたカード以外の色でプレイしたカードのもっとも数字の小さなものとなり、同数だった場合(色違いで同数は発生しえます)は先に出した方が最下位となります。
獲得したカードの数字には特に大きな意味はなくなり、その色のみが大事になります。
全員の手札が使い切られたならゲームが終了し(特殊な状況で途中終了はありえます)、得点計算は獲得したカードによって行うのですが、獲得しているカードのうち2色については各色の獲得枚数を掛け合わせた数値が得点です。
この時1色しか獲得出来てないプレイヤーは0点にされてしまいます。
そして3色目を持っているプレイヤーは先の2色の掛け算の結果を3色目のカードの枚数で割ったものが得点となってしまいます。
さらに4色全てもっていた場合(ゲーム中に4色そろってしまった段階でプラスの計算にどの2色を使用するのがその場で先に宣言しておかなければいけません)、プラスの得点として計算した2色以外の2色のカードを枚数を合計して、その合計値で割らなくてはいけません。
つまりこのゲームでは自分が集める色のカードは欲しいけど、それ以外のカードは他のプレイヤーに、しかもそのプレイヤーが集めている色以外のカードを渡したいゲームなわけです。
序盤は何てことない展開ですが、中盤から終盤にかけて熾烈な押し付け合いになりますし、状況によっては3色目4色目を取らせる為にわざと誰かを勝たせるなどといった不思議なプレイも目立ち始めます。
もろん、最下位になってしまったならもっとも欲しくない色を渡される可能性が高いわけです。
とはいえ、このゲームがまさに心理戦になってくるのは、自分が欲しい色と欲しくない色が並んだ場合、欲しくない色を集めているプレイヤーが1位になってくれたならそのカードを獲得していってくれるので、わざと最下位になる事で欲しいカードを獲得出来るわけですが、1位になったプレイヤーにどの半分のカードを場から獲得していゆくかは委ねられているので、自分の点数をある程度諦めて、点数を削りにくるかもしれないという状況が多分に起こるのです。
非常に悩ましいやり取りを楽しみたい方や、そうした心理戦が好きな方などには是非プレイしてみて欲しいカードゲームです。
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