今日のテーブルゲームのある風景は「横濱紳商伝デュエル」です。
もともと「横濱紳商伝」というボードゲームがあって、今回のゲームは同じサークルさんが作成した2人対戦専用の「横濱紳商伝」というわけです。
そして、このボードゲームを作成しているのはサークルさん、つまりメーカーではないわけです。
クラウドファンディングなどによる資金調達などの選択肢が増えて、いわゆる同人ゲームと呼ばれる作品群もさっこんではメーカー商品と遜色ないどころか、徹底して作り込んである分すぐれた部分も多数あるゲームが本当に増えたと思います。
ゲームなのですが、対戦する2人のプレイヤーは向かい合い、その中央に10枚の場所タイルを並べます。
場所タイルはそれぞれ「横濱紳商伝」にも登場したもので、資材を集める鉱山や漁港、銀行といったものや、勝利点に直結する教会、税関など効果もさまざまです。
そして、各プレイヤーは自分のアクションを決定する1~4のパワーが表示されている行動カード各1枚づつと、家駒と商館駒をもってゲームをスタートします。
ゲームは4ラウンドしか行わず、自分の手番がきたなら手元にのこっている行動カードの中でもっとも小さい数字のカード、つまり最初ならパワー1の、次の手番ではパワー2をという形で選択しなければならず、そのカードを10枚の場所タイルに配置する事でそのパワーまでの効果のアクションをする事が出来ます。
アクションの種類については10枚の各タイルが異なる効果をもっていて、パワー値が高い行動カードであるあればあるほどより大きなリターンが帰ってくるルールになってます。
さらにすでに他の行動カードが配置してある場所タイルは同一ターンではプレイ出来ないというルールになっているのです。
当然大きな効果が欲しければパワー3やパワー4のカードを目的の場所に配置したいわけですが、それらのカードは自分の手番の3回目、4回目にしかプレイ出来ないわけで、当然そのころには相手によって使用されている確率が高いという早いもの勝ちの、ほしい効果のイス取りゲームのようなシステムになっています。
基本的にもとの「横濱紳商伝」もそうでしたが、ゴールまでのルートを描いて、それから外れないように行動を選択してゆく要素の濃いゲームなわけですが、本家にくらべてこちらのデュエルでは、より相手の狙いを容易にカットする、まては弱い効果で我慢させる事が出来るようになっています。
各プレイヤーが2回づつ先手番を行なう4ターンを終了した時点でゲームは終了して得点計算となります。
素材を集める事によって達成する注文書や教会による得点カード、舶来品による点数、さらに各場所タイルに手番毎に1つ配置する事が出来る家や商館のチップによるそれぞれの得点を合計し、大きい方が勝者となります。
1時間ほどプレイ時間がかかるゲームですので、がっつりと2人でゲームをしたい時などにとても良いと思います。
プレイ感は「横濱紳商伝」ほど複雑ではないですが、それでも相手との駆け引きの感覚は強くなっているので、とても良い2人専用ゲームに仕上がっていると思います。
是非プレイしてみて下さい。
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