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テーブルゲームのある風景「探偵たちの長い夜」

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 今日のテーブルゲームのある風景は「探偵たちの長い夜」です。
 プレイヤーは隔絶されたペンションでおきた殺人事件を夜明けまでに解決する事が目的となります。
 誰が被害者で誰が殺人犯なのか?4人の容疑者の中から探り当ててゆきます。
 という推理もののボードゲームで、いわゆる同人ゲームです。
 とはいえ、かなり良く出来ていて、特にプレイしやすさをかなり意識されて作成したのではないかと思える部分がいくつもあります。

 ゲームとしては被害者、犯人、凶器、殺人現場の4つの要素が各4種類づつ2枚づつのカードになっています。
 つまり殺人現場である場所は「廊下」「談話室」「部屋」「雪原」の4種類があって、それぞれ2枚づつあるという形です。
 まずは4つの要素ごとにランダムに1枚づつ伏せて配置して、今回の正解を準備するのですが、ここに一工夫あって、人物については同一カード2枚をセットにして(スリーブにまとめて入れるとよいです)混ぜて、被害者として1セット抜いて伏せます(つまり人物カードのうち一人分は2枚ともない状態になるわけです)、これが被害者となって、次にもう1セット抜いて、その2枚セットの内1枚だけを伏せて、残りは他の人物カードと混ぜてしまいます(これで人物カードは2枚づつある2名と、1枚だけある1名で計5枚となる訳です)、この1枚だけ伏せられたカードが犯人です。
 次に凶器については1枚抜いて表にしておきます、これは現場にあったもので犯人が偽物の凶器として置いたものとなって、続いてもう1枚凶器カードを抜いて伏せて配置して、これが真の凶器となります(これで凶器カードは2枚抜けているので6枚となります)。
 最後に場所カードを1枚抜いて裏のまま配置して、それを殺人現場とします(場所カードは1枚だけ減っているので7枚となります)。
 あとは残った5枚+6枚+7枚の計18枚のカード全てを混ぜてよくきって、各プレイヤーに6枚づつくばってゲーム開始です。
 場には人物、道具、場所の4種類づつの種別カードが配置されます。
 スタートプレイヤーを決めて、そのプレイヤーは「自分の手札にないカードの中から」人物、道具、場所について1ヶ所づつ履歴チップを配置します。
 他の2人はそのチップが配置されたカードを持っているなら自分の前に伏せたまま出します。
 この時もしも2枚つも持っているなら2枚セットとして出さなければなりません。
 スタートプレイヤーは出されたカードの中から1つだけ(2枚セットでだされたものはその両方とも)を選んで、自分だけが確認して伏せてもどし、カードを出したプレイヤーは全員伏せてあるカードを回収します。
 そして、4つの要素すべてが分かったと思うプレイヤーは手元に回答用チップがあるので、それを伏せたまま4つの要素各1枚づつを出しておきます(ここではまだ答え合わせはしません)。
 他の2人はそのままプレイを続けて、回答用チップを出したプレイヤーはゲームに残りますが、単純に履歴チップで指定されたカードをルール通りに出すだけで回答用チップを変更する事や自分の履歴チップを再配置する事は出来ません。
 こうして全員が回答用チップをだしたならゲーム終了で、真相を公開して答え合わせとなります。
 答えがあっていたプレイヤーの中で、もっともはやい手番順で回答チップを場にだしたプレイヤーが勝利となります。

 この手の推理ものゲームとしてはとても素直なつくりですし、凶器は初めから1種類がダミーとして公開されてしまっている為実質3種類の中から当てますし、4人の人物についても一人は被害者、一人は犯人ですから無関係は2人しかいませんのでかなり簡単な部類に入ると思います。
 3人限定になっていますので、2ターン目くらいにはもう目星がついてしまう事がおおく、こうした推理ゲームになれていないプレイヤーさんの入門ゲームとして非常に優秀だと思います。
 探偵気分を大いに味わう事が出来ますので、そういった事に興味のある方は是非プレイしてみて欲しいと思います。
 ゲームの勝敗とはまったく関係ないのですが、最後の答え合わせの時に1枚づつ回答チップをあけて、「名探偵みんなを集めて、さて、と言う」雰囲気につかってセリフを言うのもありですよ(笑)。

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