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テーブルゲームのある風景「ヘラス」

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 今日のテーブルゲームのある風景は「ヘラス」です。
 プレイヤーは大理石が産出される島で自分の村を開拓し都市へと拡大するとともに古の神殿への参拝ルートを確立させてゆく事を目的とします。

 ゲームとしては非常にシンプルなつくりになっていて、各プレイヤーは自分の色の駒(家、広場、宮殿)を持ち、さらにプレイ人数に応じた数のアクションキューブを持ちます。
 そして、ゲームボード上に3つの大理石採掘場タイルを所定の場所に配置し、開拓者駒1つを採掘場予定地に配置してゲームを開始します(採掘所タイルは袋に全ていれておき、ランダムに3枚引いてくる形をとります)。
 プレイヤーは自分の手番がきたなら手元のアクションキューブをゲームボードに描かれているアクションマスのまだ誰もアクションキューブを配置していない、いずれかのマスに配置しなくてはなりません。
 アクションマスは10個以上あって、さまざまな効果がアイコンで示されているのですが、大きく分けて誰がそのマスを選ぼうとも全プレイヤーがそのアクションが出来るマスと、選んだプレイヤーのみしかプレイ出来ないマスとがあります。
 細かい内容としては、大理石を算出する、家を建てるといったアクション
は誰が選んだとしても時計回りに他のプレイヤーも実行する事が出来ます。
 神殿を復興する、彫像を建てるといったアクションは選んだプレイヤーのみがアクションを実行出来るものになります。
 どこかのアクションマスは絶対に選択しなければならないという強制と、全員がプレイ可能というシステムが、非常にマッチしていて面白いゲームです。
 
 また、大理石の算出についてはゲームボード上に常に3ヶ所の採掘所タイルが置かれているのですが、そのタイルに隣接している家1つごとにその採掘所既定の大理石が獲得出来ます。
 つまりより多くの家が採掘所タイルに隣接しているプレイヤーがより多くの大理石を入手できるといわけです。
 大理石の入手を全プレイヤーが処理したなら、ゲーム開始時に袋に採掘所タイルを入れておいたものから一枚引いて採掘所に配置するのですが、すべての採掘所タイルには番号がふってあり、引いたタイルの数字より小さい数字の場の採掘所タイルの上に重ねて(複数あった場合には引いたプレイヤーが選択出来ます)配置します。
 採掘所タイルは数字が小さいほど採掘量が多く、大きいほど採掘量が少なくなるようになっている為、これによって大理石の採掘量は徐々に減少してゆく事になってゆくわけです。
 そして、場にある3つの採掘所タイルの一番上になっているどの数字より小さい採掘所タイルを引いてきた場合は、場の3つの採掘所タイルの中でもっとも大きい数字の採掘所を閉鎖して、新しく引いてきたタイルを開拓者駒のいるヘクスに配置(つまり新たな採掘所になるわけです)して、開拓者駒を好きな採掘予定地マスに再配置します。
 これによって大理石の産出出来る場所はゲーム中にどんどん変わってゆき、その新しい採掘所に隣接する家を建てる為に島はどんどん開拓されてゆく事になります。
 
 全プレイヤーがアクションキューブを使い切ったならばターン終了となり、3ターンプレイしたらゲーム終了です。
 ですので思ったよりも早くゲームは終了するのですが、熾烈な陣取りになるため気が付いたら時間が過ぎていた、と感じるのではないかと思います。
 何故ならこのゲームではゲーム終了時にしか得点は入らず、自分の都市でもっとも大きいものの構成駒数、さらに自分の都市が隣接している神殿の柱の本数、そしてゲーム中神殿の柱を立てるアクションを行う事で得られる指輪、最後にやはりアクションとして建築出来る彫像に自分の都市が隣接しているかによって点数が入ります。
 つまりゲーム中は如何に大理石を集め、それによって建築出来る家や宮殿によって自分の都市を拡大してゆき、それらの都市をいかに多くの柱のある神殿に隣接させるかという、シンブルな陣取りをやり続けていてるゲームという事になります。
 覚えるべきルールもほとんどない為、ルールを把握するのは至極簡単です。
 でも、どうすればより良いプレイになるのかはもう他のプレイヤーの動向によって大きく変化するので、その場その場で的確に判断してゆく事を楽しんで頂けるゲームではないかと思います。
 陣取りゲームとしては本当に面白いおすすめゲームですので、そうしたゲームがお好きな方は是非プレイしてほしいと思います。

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