1. HOME >
  2. 店長ブログ >
  3. テーブルゲームのある風景「テラミスティカ・ガイアプロジェクト」

店長ブログ

テーブルゲームのある風景「テラミスティカ・ガイアプロジェクト」

FxCam_1510563575055 FxCam_1510563588493
 今日のテーブルゲームのある風景は「テラミスティカ・ガイアプロジェクト」です。
 このゲームにはもともと「テラミスティカ」というかなりファンの多い、ファンタジー世界をテーマにしたゲームがあって、そのゲームのシステムの根幹を引き継ぐ形で改良されて、テーマをSFに変えての発売になった経緯があります。
 プレイヤーは様々に用意されている種族の中から1つを選択し、その種族を宇宙で繁栄させるべく宇宙開拓にのりだして、星間国家を生み出してゆく事を目的とします。

 ゲームとしてはプレイする人数に応じて中央マップにあたるものを星形のタイルを並べて作成します。
 マップタイルは六角ヘクスで構成されていて、宇宙空間を表現するとともにいくつかのマスには様々な色の惑星が描かれています。
 プレイヤーは自分の母星から出発してマップ上の様々な惑星を開拓してゆく事になるわけです。
 次に技術体系を示すボードを用意して、その上に9種類の基本タイルをプレイヤー人数毎づつ所定の場所にセットし、さらにランダムに選択した上級タイルを6枚所定の場所にセットします。
 3つの共有ボードとしてラウンド管理及び追加得点表示のボードを準備して共有部分は終了でする
 続いて、様々に用意されている種族用の個人ボードを受け取ります。
 種族用というだけあって、基本的な内容はほぼ同じですが、様々な部分で特徴付がなされていて、当然受け取った種族用ボードによってプレイしやすい方向性というものが見つかってくると思います。
 個人ボードとともに各プレイヤーの色の建物駒を個人ボードにならべて用意すねのですが、これがまた5種類からなるもので、合わせて10個以上あるので、丁寧に既定のマスに配置してゆき、お金、鉱石、知識の値をマーかーによって管理します。 
 さらにパワーポイントや技術レベルを示すマーカー、衛星を示すキューブや量子情報キューブを示す緑色の駒などを受け取ったり配置して準備完了です。
 
 正直言ってここまでの準備が終わるころにはボードゲームにあまり慣れてない方はもとより、ある程度プレイした事がある方でも「大変なゲームをプレイする事になってしまった・・・」と内心冷や汗ものになる事うけあいです(笑)。
 でも、実際にゲームが始まってしまうと拍子抜けするくらいシンプルな処理の連続となります。
 ゲームは6ターンで終了し、プレイヤーは自分の手番にパスしてそのターンの行動を諦めるか、7種類のアクションのいずれかをプレイしてゆきます。
 パスしたプレイヤーからそのターンは抜けてゆく事になり、全員がターンから抜けたなら次のターンへと移行します。
 
 さて、自分の手番がきたときに選択するアクションは7種類あるのですが、基本的に考えるべき事はスタート惑星からどのようにして次の惑星へと版図を広げてゆくかですので、「新しい惑星に自分の建物を建てる」のアクションと、そしたアクションのコストを軽減またはやり方を増やす為の「6つの技術レベルのいずれかを上げる」アクションの2つを主軸として考えればそれほど混乱しないのではないかと思います。
 他のアクションはこの2つのアクションを有利にしたりスムーズに行う為の補助だったりするので、何して良いか分からなくなったらまず上記2つを行うのだという部分に思考のスタートラインをさだめると整理しやすくなると思います。
 実際の所、なれてくればそれ以外の手法や効率の良い手順などもみつかってくるのですが、最初のプレイでそこまで自分のハードルをあげると「何してよいか全く分からなくてもうやりたくない」という所まで広がってしまう為、私としてはあまりお勧めしません。
 とはいえ、そのまで思考の範疇を広げる事が出来る素敵なゲームであるという意味でもあり、一回のプレイに2時間近くかかるゲームであるにも関わらず何度でもプレイしたくなる中毒性のあるゲームという事も出来ると思います。
 様々な、時として一見無駄にすら思える手順、アクション群を組み合わせて最善手を模索してゆくなんて、好きな方にはとてつもなく好きでたまらない部分である事は間違いないでしょう。
 しかもそれが種族毎にちがうとなると、Aという種族で使えた手法はBの種族では悪手になるといった単純なものから、対戦相手の種族がAであるならこの手法は有効であるハズなどといった組合せの妙まで出てくるのですからもはや垂涎の極みでしょう(笑)。

 開拓できる惑星の数は限られていて、一度入植された惑星から他の種族を追い出す行為は出来ない為、基本的には早いもの勝ちのみのスピード勝負になります。
 そういった意味では目的は全員はっきりしていて、そこに到達する為の手段が本当に沢山用意されているゲームという言い方も出来ます。

 陣取り要素と拡大発展要素の組み合わさったやりごたえ満点のゲームですので、興味のある方は是非プレイして下さい!

 「魔王の森&テーブルゲーム倶楽部」は四日市の商店街アーケード街の中、三番街で「お洒落しないで普段着で気軽に利用出来るボードゲームサロン」をテーマに、子供から大人まで誰もがボードゲームを楽しんで頂ける場所として営業しております。
Point Blur_20160502_210853 FxCam_1464496005305
 お一人様一日500円で、店内にある約750タイトルのボードゲームをどれでも好きなだけ遊んで頂けます(たまに質問されるのですが、追加料金等は一切ありません。より多くの方がボードゲームに親しんで頂けるように価格を安く設定させて頂いております)。
 ボードゲームに興味はあるけどプレイした事がないという方でも、店員が丁寧にどのゲームでもルールや遊び方を説明しますし、グループでこられた場合などでも遊んでみたいゲームの雰囲気やニュアンスを言って頂ければ、プレイ人数や時間などに応じてゲームを紹介、ご案内させて頂きますし、そういった相談も喜んでお受けいたしております。
 もちろん、ご自身のボードゲームを持ち込んで頂いてプレイするのも大歓迎です。
 お一人でもグループでも、是非お気軽にボードゲームを楽しんでいってください!
 ※ボードゲームについてはあくまでボードゲームカフェとして営業しておりますのでボードゲームの販売はしておりません、販売についてはミニチュアゲームのみとなっておりますので、どうぞご了承下さい。

コメント
name.. :記憶
e-mail..
url..

画像認証
画像認証(表示されている文字列を入力してください):