1. HOME >
  2. 店長ブログ >
  3. テーブルゲームのある風景「アビス」

店長ブログ

テーブルゲームのある風景「アビス」

FxCam_1492760218553
 今日のテーブルゲームのある風景は「アビス」です。
 ボードゲームを見る時には当然ながらまずその箱の絵が目に入るわけですが、強面かつかなりインパクトのある怪物の顔のアップのみが箱絵で、しかも中身は同じで箱絵違いがあるというなかなか特徴的なゲームでもあります。

 プレイヤーは深海の底にある魚人達の宮殿にいる大貴族であり、そこで議員であるカニや貝やくらげといった者達を自分の陣営に取り込み、さらに力のある貴族達を雇って自治領を拡大していく事を目的とします。

 半魚人然とした貴族達のカードイラストはなかなか刺激的で、いかにも怪物感がただよっていて、いまにも地上に侵攻を開始するのではないかというくらいの迫力なのですが、一般議員達のカードイラストはタコ、たつのおとしご、くらげ、カニ、貝であり、この5種族がこの国での議員達ですので、そのギャップにはちょっと面食らうものがあります。
 貝の議員なんて、本当に貝そのもので、イラスト見る限りホタテ貝なのですが、どうやって発言しているのだろう?などと余計な想像をしてしまいます。

 ゲームとしては自分の手番が来たなら議員カードの山札からカードをめくってゆくか、議会から1つの種族のカード全てを獲得するか、貴族一人を雇うかの3つの中から1つを選んで実行します。
 議員カードの山札からカードをめくってゆくのが基本的なアクションとも言え、1枚めくるたびに自分の右隣のプレイヤーから時計回りの順番にそのカードを獲得したいかどうかを宣言します。
 獲得を宣言したプレイヤーは手番プレイヤーに通過である真珠を支払ってカードを獲得します。
 そして手番プレイヤーは全員が獲得しないといったならば最後に獲得する権利が回ってきます。
 とはいえ、他のプレイヤーは同一手番に2枚のカードを獲得出来ない為に、まっていればいつかは手番プレイヤーはカードを獲得出来ますし、5枚までめくったカードを並べる事が出来るのですが、5枚目をめくったなら真珠1個が自動的に手に入るので十分な見返りがある行為といえます。
 手番プレイヤーがカードを獲得するか、稀に出現する怪物(実はウツボです)を退治すると手番が終了し、それまでめくられて誰も獲得していないカードは全て種族ごとに分けられてボード上の議会の場所に種族ごとに裏向きの山にして(つまり最大5つの山札が出来る訳です)置かれます。
 カードをめくるアクションを選択しないで、議会からカードを獲得する事を選択した場合には、現在ある議会の山札のどれか1つの種族の山札全てを獲得します。
 枚数的に3枚くらいは獲得出来るケースが多いのですが、カードには1~5の数字あり、大きい数字はめくられた時に購入、または獲得されてしまう事がほとんどなので、数字的には「1」のカードばかりを入手する形になる事が珍しくありません。 
 こうして獲得した議員カードを支払って貴族カードを獲得します。
 各貴族には獲得する為のコストがカードに表記されていて、何種類の種族で、数字の合計が何点であるかという形になっています。
 カニのカードだけで10点、だとか、たつのおとしごと他任意の2種族で合計8点だとかいうコストになります。
 こうして獲得した貴族カードには獲得時、または自分の場にある限り効果を発揮しつづける特殊能力があり、さらにいくつかのカードには鍵アイコンが描かれていて、鍵アイコン(または鍵タイル)が3つあつまったなら領土タイルを1枚獲得出来ます。

 ゲームは誰かが7人の貴族を雇用したなら終了し、得点としては貴族カードにある点数と領土タイルによる点数、そして微力ながら議員カードも多少の点数を生み出してくれます。

 カードをどんどんめくりながら各プレイヤーが声をあげて購入したり、議員カードの特殊能力が思ったよりも強力だったりで、運の要素が高く、恐ろしげな雰囲気に反してパーティゲームです。
 ルールも簡単でボードゲームをあまりプレイした事のない方でも楽しんで頂けると思いますので、是非プレイしてみて下さい。

 「魔王の森&テーブルゲーム倶楽部」は四日市の商店街アーケード街の中、三番街で「お洒落しないで普段着で気軽に利用出来るボードゲームサロン」をテーマに、子供から大人まで誰もがテーブルゲームを楽しんで頂ける場所として営業しております。
Point Blur_20160502_210853 画像
 お一人様一日500円で、店内にある約500タイトルのボードゲームをどれでも好きなだけ遊んで頂けます(たまに質問されるのですが、追加料金等は一切ありません。より多くの方がボードゲームに親しんで頂けるように価格を安く設定させて頂いております)。
 ボードゲームに興味はあるけどプレイした事がないという方でも、店員が丁寧にどのゲームでもルールや遊び方を説明しますし、グループでこられた場合などでも遊んでみたいゲームの雰囲気やニュアンスを言って頂ければ、プレイ人数や時間などに応じてどのゲームを遊んでみれば良いかといった相談も喜んでお受けいたしております。
 もちろん、ご自身のボードゲームを持ち込んで頂いてプレイするのも大歓迎です。
 お一人でもグループでも、是非お気軽にボードゲームを楽しんでいってください!
 ※ボードゲームについてはあくまでボードゲームカフェとして営業しておりますので、魔王の森ではミニチュアゲーム以外の販売はしておりませんどうぞご了承下さい。

コメント
name.. :記憶
e-mail..
url..

画像認証
画像認証(表示されている文字列を入力してください):