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テーブルゲームのある風景「漁村においでよ」

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 今日のテーブルゲームのある風景は「漁村においでよ」です。
 昨今の同人ゲームの進歩はアイディア、システム、コンポーネントのどれをとっても目を見張るほどの進歩をとげているのではないかと思います。
 デザイナーさんや引き受け業者さんの弛まぬ努力あってこそですが、それと同時にテーブルゲームという娯楽の分野の裾野が広がった効果も非常に大きいのではないかと思います。
 ゲームマーケットも年々規模も大きくなってきていますし、当店のようなボードゲームカフェも首都圏では昔では考えられないくらい店舗が増えていっています。
 こうした流れが各地域でもひろがっていけば、一時のブームなどではなく、娯楽の文化として発展していけるのだと思います。
 身内だけで、または首都圏の店舗さんやサークルさんだけで盛り上がっても裾野が広がらなければ先細りになる一方ですので、魔王の森としても気軽に誰でもテーブルゲームを楽しめる場所を提供していきたいと思っています。

 ちょっと話がずれましたが今日の「漁村においでよ」はそういった同人ゲームの一つです。
 過疎化がすすむ漁村が大企業に地上げされそうになっており、プレイヤー達は様々な手段によって村おこしをして地域を盛り上げていくのが目的となる協力型ゲームです。
 ゲームとしてはカードゲームになっていて、なかなかポップな絵柄が採用されています。
 各プレイヤーは規定の枚数の手札をもってスタートして、これは人数(プレイ人数は1~8人です)によって変動します。
 自分の手番が来たら手札からカードを1枚自分の場にだすか決算を妨害する地上げ屋カードを1枚排除するか、決算を宣言するかのアクションのうち1つを選択するのが基本行動で、それ以外に山札からカードを引く、他のプレイヤーの場にカードを出す、他のプレイヤーの場の地上げ屋カードを1枚排除するというアクションも選択出来るのですが、これらは漁村の人口の減少を招きます。
 漁村の人口の初期値は「20」となっており、単位は記されていません(笑)。
 多分「1」につき100人くらいではないかというのが当店での見解です(笑)。
 さて、漁村を活性化する手段として(つまり決算の要素として)用意されているのがトウモロコシの栽培(農業)、まぐろ釣りらしき漁業、歯車作成(工業)、そして何故か3色団子販売の商業の4つの要素です。
 そしてこれらのカードを場に出す事で漁村は発展していくことになります。
 ただし、決算ごとに地上げ屋が妨害してくるので、事前に地上げ屋を排除しておく必要があります。
 この時排除する方法が上記それぞれのカードを場に出すのではなく、地上げ屋にぶつけて、一人一殺、まさに相討ちという尊い犠牲によって成立するのです!
 時にトウモロコシをぶつけ、時に冷凍マグロで張り倒し、時に歯車をなげつけ、そして3色団子のくしで仕事人のごとく活躍していきます。
 また、このゲームは3シーズンにわたりゲームを続けるのですが、1つのシーズンが終わるごとの目標設定として用意されているのがまさに地域活性化の切り札であるご当地グルメや夏祭りやゆるキャラやドリンクの開発、そしてサブカルチャーという名の聖地巡礼の誘致などがあります(まぁ、それで「漁村が」発展するのかはいささか不安ですが(笑))。

 かなりネタ含みの内容で、ポップな絵柄となっているゲームなのですが、内容はかなりしっかりしていますし、なかなかシビアで、プレイしたお客様曰くまさに自転車操業をつねに強いられる感じでプレイしがいがありますし、バランスよく楽しめるので思わず夢中になってしまいます。

 本当に楽しいゲームに仕上がっていますし、プレイ時間も40分から50分くらいとなかなか手軽です。
 3人から4人くらいでプレイするのがバランス良く楽しめるように思いますので、是非プレイしてみてほしいゲームです。
 見事、漁村を発展させて伝説的な手腕を見せ付けて下さい。
 ちみに「魔王の森」では4人プレイで最終的な人口が(初期人口に対して)+18が最高得点となっています。
 この記録を是非ご来店の上塗り替えて下さい!

 「魔王の森&テーブルゲーム倶楽部」は四日市の商店街アーケード街の中、三番街でボードゲームカフェとして子供から大人まで誰もがテーブルゲームを楽しんで頂ける場所として営業しております。
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 お一人様一日500円で、店内にある300タイトル以上のボードゲームをどれでも好きなだけ遊んで頂けます。
 ボードゲームに興味はあるけどプレイした事がない方でも、店員が丁寧にどのゲームでもルールや遊び方を説明しますし、グループでこられた場合には遊んでみたいゲームの雰囲気やニュアンスを言って頂ければ、どのゲームを遊んでみれば良いかといった相談も喜んでお受けいたしております。
 もちろん、ご自身のボードゲームを持ち込んで頂いてプレイするのも大歓迎です。
 お一人でもグループでも、是非お気軽にボードゲームを楽しんでいってください!
 ※ボードゲームについてはあくまでボードゲームカフェとして営業しておりますので、魔王の森ではミニチュアゲーム以外の販売はしておりません、ご了承下さい。

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