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テーブルゲームのある風景「マチュピチュの王子」

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 今日のテーブルゲームのある風景は「マチュピチュの王子」です。
 ゲームのテーマはインカ帝国のマチュピチュ空中都市で、王子達が陶器工房、農業、織物などを視察しつつ神殿に礼拝し、自分の仲間を山頂の神殿まで走らせて神に礼を尽くす事で地位を高めていたのですが、スペイン軍が着実に迫っており、空中都市に滅びをもたらそうとしていた。
 といった形で、プレイヤーはマチュピチュの王子となってボード上を移動して、移動した先で陶器、トウモロコシ、葉、織物、ヤクを得るのですが、それらを得るアクションをする場合には他のプレイヤーにも恩恵を与えてしまう(誰が獲得エリアに入ろうとも、そのエリアに労働者を配置しているプレイヤーは全員資材を得る権利を得てしまう、逆に言うと、労働者をちゃんと配置していないと獲得エリアに入ったのは自分なのに、他のプレイヤーの方が得るものが多いなどという事があります)というシステムになっていて、いつどのタイミングで資材を得るアクションを誰がとるかという駆け引きが面白いシステムになっています。
 獲得した資材は巫女さんや神官を自分の配下に収めるために使用され、神殿に礼拝する時にやはりその神殿の巫女さんや神官を配下にしていないと効果が得られません。
 とにかくあらゆる行動が自由に出来るのですが、常に他のプレイヤーともからんでいて、他のプレイヤーを抑え込むというよりゆるやかな協力体制をしきながらいかに半歩抜きんでるかという駆け引きを楽しむ事が出来ます。
 さらにゲームの終了についてもマチュピチュの巫女や神官がすべての神事を終える事で太陽神の加護を得て終わるのか、スペイン軍が攻めてきて略奪されて終わるかはプレイヤーのプレイ方針に任されていて、こうしたボードゲームではなかなか珍しいスタイルだと思います。
 ゲームの終了条件によって当然得点計算にも変化がつけられている為、自分にとって有利不利を考えながらどちらの着地点にもっていくかという事すら駆け引きになってきます。
 個人的にテーマ性があるなと感心したのが、スペイン軍によって略奪される終了条件の方が、その「過程」が魅力的なようになっていて、各プレイヤーが自分が有利になるようにプレイすればするほどスペイン軍略奪エンドになりやすいようになっているように感じます。

 プレイヤーの自由度がとにかく高く、むき出しの競争で相手に損させるよりも双方の利益を考えた方が手がすすみやすく、自分だけが得をするほどにスペイン軍が迫ってくるこのゲームは、是非4人くらいの人数でプレイしてみてほしいと思います。
 プレイヤーさんの性格がいろいろと反映されて、非常に面白いプレイを楽しめると思います。

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